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2009年4月

2009年4月30日 (木曜日)

ガリガリッ!

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 しっかりアイコンタクトしている「ちち(仮名)」さん。幼犬ゆえなのか、性格なのか、とにかく情の深い子で、夜中でも飼い主が帰宅すると起き上がって耳を格納、さかんに甘えてまいります。「くま(仮名)」さんはしばらくその様子を見て、これは遊んでもらえそう、となったらやおら起き上がって背伸びをする、という具合。同じように飼っていても、性格は体毛同様、全く違うものになっております。

 同僚のノートPCが突然のフリーズから起動不能となりまして、診てみるとHDDが逝ってしまったご様子。ガリガリと悲痛な叫びをあげております。HDDにはできればサルベージしたいデータがあるとのことでしたので、どこだどこだと言いながら開腹して元のHDD(40GB)を取り出し、新品のHDD(80GB)に換装してセットアップ開始。

 ここまでは順調でしたが、何とも動作が鈍い。CPUのスペックからは考えられないほど遅いので、OS導入後に調べるとメモリが256MB。ここから内蔵グラフィックにもシェアするのですから、動いているのが不思議なほどです。今でこそVISTAと比べて軽いなどと言われているXPですが、世に出た当時はさんざん叩かれておりました。最低でも512MB、できれば1Gぐらいは奢ってやりたいものです。クリックするたびにスワップの嵐で、OSとOfficeを入れてSPあてるだけで深夜になってしまいました。

 明日はトレドの日ですし、今日は軽目に、昨日、Interlinkの大きさを知ってもらうためにキーボードに乗せていた萬年筆のご紹介。古いPILOT製で、机の引き出しにずっと眠っていたものですが、出してきたついでということで、じっくり観察してみました。
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 少なくとも、キャップはPILOT製であることがわかります。どこかの軸にPILOTのキャップをかぶせてあるのか、とも思いましたが、ペン先をよく観察するとそこにもPILOTの刻印。中途半端にフーデッド・ニブ風に仕立てられておりますが、ペン先を覆っている樹脂の部分、しっかりとペン先に密着しておりますので、これはそれなりにインク出に寄与するものなのでしょう。

 こういう形のペン先には出会ったことがなかったのですが、ペンの形から考えると、これ、けっこう普通に出ていたものなのでしょう。引き出しにしまわれるまでは、父か母が使っていたものと思われます。これもまた、昭和を感じさせます。インクを入れて書いてみましたが、書き味がまた昭和。ガリガリと紙を破りそうな感じです。萬年筆は書いて慣らすもの、といわれていた時代であっても、この書き味では無理というものでしょう。しまい込まれていたことも納得できます。

 こうしている間も、セットアップ中のPC、何か更新ファイルがないかと探索しておりますが、いっこうに前に進みません。ネット接続関連のチューンはしてあるのですが、PCそのものの動作が遅いと足を引っ張られるようです。待っていても埒があかないので、放置して寝ることにします。お休みなさい。
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2009年4月29日 (水曜日)

昭和の日

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 有名な犬の置物みたいな姿で一点を見つめる「くま(仮名)」さん。背景はふすま。昭和の日らしいショットではないでしょうか。物心ついた頃から、この日は天皇誕生日で、その翌日が父の誕生日。未だに12月23日には「今の」天皇誕生日なんて言ってしまうおぢさんの飼い主です。

 昭和の時代、電化製品は電気屋さんで買うものでした。父の教え子のおうちが電気屋さんだったので、我が家の電化製品はすべてそのお店から購入。Nationalばかりでありました。思えば、このブランドもすでに過去のモノですね。
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 (授業料の安い)公立高校に合格したご褒美に買ってもらったステレオコンポーネント(懐かしい響きです)も、もちろんTechnicsでした。当時、純A級動作でなおかつ大出力というメインアンプA-1(ウロ覚え)とか、名器SL-1200などで、私の中ではTechnics最高、だったのですね。お金を貯めてNakamichiのドラゴン買うぞ、とか、ヤッパリ2トラ38でないとダメよ、なんていう友人に囲まれたえせオーディオマニアの私。Stereo Soundなんか読みあさっていたのも懐かしい思い出です。

 そんな私にとって、少し気になる存在であったのがVictor。何せ昭和の時代、あちこちの電気屋さんの前に置いてあった例の置物、Victor製品を買うとおまけにもらえるとかもらえないとかで、超高額であったVHSデッキを買ってもらおうとしたこともありました。まぁ、買ってもらえていたとしても、当時はテープの値段が信じられないほど高かったので多分使わなかったのでしょうけれど、オーディオマニア的には、VHSデッキを使ったPCM録音、なんていうのにも興味があったのです。

 時は流れて、今やVictorも大変なことになっておりますが、その少し手前で買ったミニノートPC、InterLinkの最終版、XP741です。それまでの銀色の天板がThinkPadのs30みたいなピアノブラックになったもので、通称「黒戌」と呼ばれております。ASUSのOEM、というよりバッヂエンジニアリングに近いモノで、RoHS指令に準拠できないとかで廃盤に。VictorもPC事業から撤退となりました。
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 これがもう、最高に便利なのです。元気な生徒が多い学校に勤めておりますと、自分の机で仕事をするなんてことは夢のまた夢。今の勤務校で担任をしていた頃は、授業中に教室から抜け出す生徒を減らそうと、自分のクラスの前にある手洗い場のフチに腰掛けて、こいつで学級通信を打ちながら監視する、なんてこともやりました。軽くて小さいのでどこへでも持ち歩けて、しかもWindowsXPがストレスなく動作しますので、慣れればこれ1台ですべての仕事がこなせるのです。キーボードの上に置いてあるのがPILOTのエリートでしょうか、ショートサイズの萬年筆。これで大きさがおわかりいただけるかと思います。

 このPC、ネットワーク上で識別するためのPC名はもちろん「Nipper」です。蓄音機から流れる亡き主人の声(HMV、His Master’s Voice)に聴き入るフォックステリアの名前です。少し非力になってきた感もなきにしもあらずですが、妻と私と各1台、合計2台の黒戌は、今も現場で活躍中。妻にとっては職場でのメインマシンなのです。

 一方の柔らかい黒戌、「くま(仮名)」さん。冒頭では何ともお利口そうに写っているのですが、これはトリミング後の写真。本当は、こんな姿をぱちりとやられていたのでした。まぁしょせんワンこですから仕方ありませんが、ちょっと恥ずかしいかも・・・。
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2009年4月28日 (火曜日)

お父さん

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 伸び上がってウォウウォウと吠えている「ちち(仮名)」さん。気立ての優しい子が良いので雌犬ばかり飼っているわけですが、どうもこの子は気が強いというか、何につけ押せ押せな性格のようです。某通信会社のCMに登場する真っ白な北海道犬も、吠えまくっているシーンなどはカイ君ではなく双子の妹が演じているそうで、雌犬でも気性の激しい犬というのはけっこういるようです。

 中性化、ということがしばしば話題に、あるいは問題になっております。それぞれの性別のの特徴・特質とされてきたことが次第に曖昧になってきているのだそうです。先の通信会社のCMでも、お父さんがしっぽを巻いて逃げる、なんていうシーンがよくありますが、これも元々お父さんが」エラそうにしているからこそおもしろいわけです。今の子ども達が大人になる頃には、エラそうにしているお父さんなんてものは存在しない可能性が高いように思います。

 ただ、両性があるということは、それぞれの持ち味があるということでもあるので、子どもが成長していく中では、それぞれの性格がバランス良く関与していくことが大切だと思います。一人で子育てをされている親御さんの場合、両方の役割をこなさないといけないわけで、精神的にも肉体的に大変なことと思います。
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 ここのところ忙しくしていて、子ども達が寝てしまってから帰宅し、朝もロクに会話しないまま家を出る、なんてことが続いているので、妻に両方の役割を押しつけてしまっているのかも、などと反省しております。

 ガラにもなくこんなことを考えるきっかけを与えてくれたのが、その某通信会社のボールペンです。てっぺんにお父さんが座っているので、クリップをノックして芯を出すようになっています。おもしろいのですが、お父さんが変に重いために、筆記バランスが良くありません。萬年筆なら寝かせて書くので気にならないのでしょうが、ボールペンの場合、垂直から少し傾いた状態で芯の反対側が重いというのは実に書きづらいモノです。

 せっかくのお父さんが邪魔になっているなんて、何とも皮肉な話です。うちは大丈夫でしょうか・・・・・。
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2009年4月27日 (月曜日)

向こうに見える・・・

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 シャンプーから帰ってきてヘロヘロの「くま(仮名)」さん。向こうの方に、ガツガツと餌を食べている「ちち(仮名)」さんの姿が見えます。両者の間に落ちているのは次男の靴下。洗濯物を各自の収納場所へ片付ける際、こぼれて落ちたもの。こんなところに放置しておいたら、餌を食べ終わった「ちち(仮名)」さんが長い手を伸ばして引っ張り込んでしまうことでしょう。ケージ内にはすでにその犠牲となった靴下の姿も見えます。

 ぼちぼちですが、手持ちの萬年筆を整理しております。玉石混淆、ほとんどが石というコレクションですが、石なりにおもしろいものもあるわけで、大掃除をしていて畳の下に敷いた新聞を読みふけってしまった、という状態が続き、なかなか整理が進みません。
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 古いシェーファーの透明軸です。赤くて透けている樹脂は胴軸だけで、首軸はごくごく普通の黒い樹脂。キャップはステンレスなのかクロムメッキなのか不明で、ペン先はスチール。まさしく「石」でありますが、クレストなんかと同じシェイプです。シルエットクイズに出場したら間違ってもらえるかもしれません。

  観察しますと、クリップに彫られた文字が、Sheafer’s となっております。最後に’Sがついているんですね。詳しい方なら、いつ頃の年代のものはそうなっていた、なんてことを知ってらっしゃるのでしょうが、私は見て「へぇ~」と言うだけ。カートリッジ式ですからそうめちゃくちゃに古いものではなく、普及品で普通に扱われていたがためにしっかりエージングされて、ええ塩梅にアンティークしてる、という感じです。

 などと、いろいろ考えながらルーペをのぞき込んだりしているので、ほとんど片付かないのでした。困ったもんです。
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2009年4月26日 (日曜日)

きれいきれい

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 白さが際だっております「ちち(仮名)」さん。このところ、体臭がぁ・・・と家族に嫌われておりましたので、ペットショップでシャンプーしてもらってきました。ブレておりますが、首輪に一輪の赤い花。女の子はシャンプーしてもらった後でお花をつけてもらうのです。

 ちなみに、もう一頭の方は例によってヘロヘロです。その様子は明日ご紹介しましょう。

 で、犬が綺麗になると、次は犬のいる居間を綺麗に片付けて・・・となるわけです。しかし季節は春。春といえば家庭訪問。若くて綺麗な担任の先生が訪問してこられるのですから、これは一大事です。まずは客間の方から片付けなくてはなりません。

 お客様をお通しする部屋はそんなに散らかってはいないのですが、その手前の部屋に萬年筆関連のモノがごちゃごちゃと積み上がっております。現状、様々な持ち歩きケースで管理している萬年筆たちを、しっかりとしたケースに収めてやらねばなりません。
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 計画そのものは古くからあって、いくつかケースも買い集めておりました。しかし、ケースそのものをどこにおくのか、ということがネックになって、梱包されたまま放置してあったモノを一つ、開けてみました。お値段実に1000円。安造りな感は否めませんが、一応32本入りのケース。最上段は目を楽しませるようガラスをはめ込んだ蓋になっております。

 最上段には12本、引き出しになった2段目と3段目にはそれぞれ10本のペンが収納できますが、ごらんのように最上段はかなり細身のペンでなければすっぽりとは収まりません。ひとつひとつの「溝」の幅が狭いのです。この造りを見ると、接着剤とか塗料がペンに危害を与えないか、ということまで心配になります。古くて得体の知れない、オークションに出しても見向きもされないようなペンを収めることになりそうです。 

 では、ちょっと上等なペンの収納は? 何と、とっても良い頂き物のケースがありました。ヴィスコンティの革製ケース、12本入りと24本入りというのがあったはず・・・・・とごそごそ。ありました。24本入りは12本入りを背中合わせに2つ重ねた構造。件の木製ケースに入れるよりも安心感があります。これに入れて本棚にたてておくのが一番良さそうです。
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2009年4月25日 (土曜日)

謎の文字

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 雨で散歩に行けなかったせいでしょうか、飼い主の帰宅後、いつまでも遊んで攻撃を続ける「くま(仮名)」さん。ケージを開けてやると、寝転んでネットサーフィン中の飼い主のところまで突進。べったりくっついて満足そうにしておりました。その様子を寝たままの姿勢で捉えたショット。横顔ながら、「くま(仮名)」さんの満足そうな様子がうかがえるかと思います。

 なぜか手元に3本もあったAURORAの85周年記念REDですが、そのうちの1本が本日めでたく嫁いでいきました。犬屋敷から猫屋敷へのお輿入れ、ということにしておきましょう。
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 AURORAの例に漏れずたいそうなBOXには、このようなラベルが貼られており、何やら記号のようなものが4つ、手書きされております。カタカナの「ム」や数字の「3」らしきものはわかりますが、あとの2つはいったい何を表しているんだろう、というのが疑問でした。

 おおかた、検品した人のサインとかそういうものなんだろう、と思って箱の中にあるブックレットを見ますと、そこにも同じ謎の文字。手書き感あふれるものなのに、コピーしたかのように正確に同じものが。同一人物の手によるものということでしょう。
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 この期に及んで、鈍感な私も気づきました。何のことはない、限定1919本のうちの何本目か、という番号なのだな、と。それでも、あまりにひどい文字なので半信半疑、ルーペを取り出してペンのキャップリングをのぞいてみると・・・・・良かった、ここにはちゃんと「読める」数字が刻まれておりました。正直、ここも謎の文字だったら、それは味なんてものではなくて、はっきり言って嫌です。
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 このペンに恋い焦がれた人を何人も知っておりますし、そういう人たちが結局はあきらめきれずに手に入れてしまったことも風の噂に聞いております。神戸方面には、このペンを持つ人たちで構成される「赤部(あかぶ)」という秘密組織すらあると聞いております。魂を鷲摑みにして離さない魔性のペン、それがこの85周年REDなのです。

 書き味とかバランスといった面では、同じAURORAの中でも一つ前の80周年の方が数段上、という話もよく聞きますし、このペンのバランスは自分には合わない、といって手放した人も知っております。事実、恋い焦がれて手に入れて、インクを入れたものの、肝心の書き味はさっぱり、というふうに感じる人も多いようです。

 苦労して手に入れたけれどこりゃダメだ、と手放すことを決意して、最後にもう一度、と握ってみると「おぉっ、ええやんかぁ」となって離せなくなる。そういうところも魔性のペンたる所以です。単にペン芯にインクがなじむまで暇がかかる、というだけのことらしいのですが・・・。
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 キャップトップの部分も個体差の激しいところ。リングの形がいびつなものがけっこうあり、カボーションの色合いも濃い赤から透明に近いものまでさまざま。私が常用している個体はそのままでもAURORAの文字が読めますが、この個体はストロボを焚いてようやく全部が読めるという状態。さらには、キャップリングの文字なども個体によって字体が違う・・・などというあり得ない説も、赤部ではささやかれております。天才的なイタリア人ですが、それ故に画一的なものは作れない、いや、作らないのだ、ということにしておきましょう。そういえばこのペン、綺麗に写すことが難しいことでも知られております。夢待ち人さんやル・ボナー松本さんのところに掲載されている写真は、ものすごく綺麗ですので、ぜひ探してみてください。
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2009年4月24日 (金曜日)

ずきん

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 丸くなって寝ている「くま(仮名)」さん。日頃は仰向けになって大の字で寝ている彼女ですが、昨夜から肌寒いので丸くなっております。聞くと、4月24日は寒の戻りの特異日だとか。昨夜来の寒さで、飼い主もきっちり風邪気味です。

 昨夜床についた時には、右の肩が張って痛かったのですが、今朝起きてみると左の肩が痛い。もともと姿勢が悪いのに加えてディスプレイをじっと見つめる毎日なのが堪えたようです。肩が凝る、痛くなると来ると、次は頭痛です。今日の午後からは肩の痛みと頭痛で難儀しておりました。
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 ひょうたん型のパッケージに入ったひょうたんプロポーションのペン。筆記時に指先で挟むことになる赤い部分は柔らかな樹脂のようなもので、ぐにゅぐにゅと気持ちよい握り心地です。いったいどこがどう外れるのか、まずその辺が疑問ですが、先端の銀色の部分がキャップ。クリップのついている銀色の部分はカバーのような構造で、内部にネジを切った胴軸があり、赤い樹脂に覆われた首軸部分とつながっております。
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 独ロットリング社製ですが、赤い輪っかどころではなく、そこら中が赤いもので巻かれております。カートリッジ/コンヴァータ式の鉄ペン、というあたり、すでにコレクションの対象から外れておりますが、この変な形が気に入って手に入れました。人魚だと主張するも落花生にしか見えなかった名作「リーフ」にも通じるシェイプです。

 今日は金曜日。金魚というぐらいで金は赤に通じます。何より頭痛がひどいので、ロットリング・スキンを紹介いたしました。
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2009年4月23日 (木曜日)

すべすべ

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 なかなか思い通りに撮らせてはくれない「ちち(仮名)」さん。カメラを向けると立ち上がって興味を示すのですが、ジージーいって合焦したとたんにパタッと降りてしまうので、このような柵にもたれて立っているショットはあまり撮れません。これとて、お、バッチリと思った次の瞬間によそ見。フレームの中心からずれてしまいました。例によって、飼い主の帰館を喜び迎えてくれているところです。
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 帰宅しますとポストには夕刊。その中に紛れ込んでいた封筒を早速開封。出てきたペンをしばし観察するうち、インクを入れて書いてみたい衝動がこみ上げてまいりました。手近にある安全そうなインクということでPILOTの黒インクを吸わせて書いてみますと、期待に違わぬ、いえ期待以上の書き心地。古い古いシェーファーのライフタイムです。
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 あーそんなことしてはダメ、という二右衛門半さんの声が聞こえてきそうなショット。ひびが入っているキャップをお尻に挿すの図。ほんの少し挿しただけですが、しっかり止まっておりますし、キャップにも負荷はかけておりませんのでご安心を。レバーのついている萬年筆を見たら優しく扱う、当然のマナーですから。
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 図体に比べて不釣り合いなほど大きなニブ。キャップをお尻につけずに観察するとそのことが強く感じられます。こういう古いペンを神戸の人工島にある鞄屋さんに持って行くと、店主が「なんなんだこれ、おかしいよ。どうかしてる。」などとうなされながら試筆する、というのが例になっております。たいていはふにゃふにゃへろへろなニブにやられてしまう店主ですが、こいつに対しては少々違う感想を述べられることと思います。柔らかいとは申しませんが、ウルトラスムーズ。変な表現ですが、硬いOMAS、そんな感じです。

 変なペンを見つけて入札すると、いつも最後に持って行かれておりました。その相手からこんな変なペンを譲ってもらうのも何かの縁でしょう。ご老体なのでいたわりつつ、ゴムサックがミイラ化しない程度に使い倒していきたいと思います。このペンについての詳しいことは、二右衛門半さんからコメントがあるでしょうからそちらもご参照ください。
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2009年4月22日 (水曜日)

ふうふ

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 ひっくり返ってこちらを見つめる「くま(仮名)」さん。愛犬関係の雑誌などを読みますと、雌犬の飼い主はこういう姿を公開してはいけないモノだそうです。あまりにはしたない姿だからというのがその理由。でも本人(犬)はあまり気にしていない様子。うちに来た頃は警戒心の強かった「ちち(仮名)」さんも、最近は同じような姿で寝ることが多くなってきました。一緒に暮らしていると、似てくるものなのでしょうか。
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 今日は22日。何のヒネリもない語呂合わせで「夫婦の日」だとか。講談社はこれに輪をかけて今日4月22日を「良い夫婦の日」にしたのだとか。11月22日はいい夫婦の日ですし、その翌日はいい夫妻の日なのだそうです。

 たまたま仏滅で式場が空いていたので、私たち夫婦の結婚記念日は11月23日。カレンダーを見れば結婚記念日が赤く染められているので忘れることがありません。お陰さまで夫婦円満です。
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 この春、異動した妻。身辺を整理して新しい職場へ向かうのですが、アメリカ映画みたいに箱一つ抱えて、というわけにはいかず、古い職場からダンボール箱3つほどの荷物を持ち帰ってきました。その荷物の中から見つけたのがこれ。意味もなくト音記号の形をした木製のオブジェと、サイフォン式のコーヒーメーカーがついたボールペンです。

 ト音記号の方は、とにかく見る人見る人みんなに触られたとのことで、よく見ると壊れかけております。これを見てすかさず「欲しい」と叫んだ合唱部所属の長女は、ついでに一言「その変なボールペン、お父さんの職場でも見たでぇ。」

 サイフォンの下の方、アルコールランプで熱せられる方を指でつまむと、体温で熱せられて中のコーヒーが上部に上がるのです。ただそれだけ。一発芸的なボールペンです。

 それにしても、夫婦そろって変なボールペンを持っていたのかぁ、似てるんかなぁ、と感心しておりましたら、妻が一言。「それ、あんたが買うてきたんやんか。わざわざ2つも。」

 変なのは私だけだったようです。
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2009年4月21日 (火曜日)

疲れたぁ・・・

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 ワンワンキャンキャンうるさくしていたかと思ったら、突然、電池の切れたおもちゃのようにクタッと寝てしまった「ちち(仮名)」さん。思わず、どこか悪くなったのかと心配したほどでした。やはり子どもと犬は、騒いでいると憎たらしく、寝ていると可愛い。誰もが口にすることです。ステレオタイプですね。

 今日は全国学力・学習状況調査の日でありました。テストと聞くと「成績に入るの?」と聞くのは生徒の常。それだけ成績を気にかけているんだ、と感心するのも良いですが、「入らないよ」と答えますと「なぁんや、ほな、どうでもええやん」と。まぁ、これが最近の子ども達の実態というか、ステレオタイプな反応でしょうか。

 準備も含めて50分間の国語AとB、数学AとB、合計4つのテストをこなしたあと、生活の様子に関するアンケート調査をしてようやく終了。生徒はもちろん、先生方もヘロヘロになります。私は直接の責任者でしたので、今日1日この件にかかりっきり。あまりに疲れたので、帰ってきたらおいしくご飯を食べて寝るだけ、今日は更新休んじゃおう、と魅力的なことも考えました。
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 ところが、おるんですねぇ、こんなんが。食卓の上にゴロゴロ。シンプルに、ご飯にごま塩。これが疲れた体には良いんですね。私は晩酌しないので、いきなりご飯です。雰囲気的に今日は真ん中の顔やなぁ、などと考えつつ蓋を開けても開けても、全部空っぽ。これもまた、あまりにありがちな展開です。

 そういえば今日の数学Bには、紋切り型のちょっと珍しい問題が出ておりました・・・って、変な文章ですね。江戸時代から続く「紋切り型」を題材に、対象な図形などについて答えさせる、なかなかおしゃれな問題。こういう問題を見ると、ごく普通の「○○○の値はいくらか」なんて問題ばっかり出すのが恥ずかしくなってきます。かくして、試験前には勉強に苦しむ生徒以上に作問に苦しむ教師が出てくるわけです。問題は解くより作る方が大変、これ常識ですね。

 家族にあきれられながらも買ってしまう、丸美屋の手のりたまシリーズ。最初はおなじみの「のりたま」でしたが、今度はすき焼き風味のふりかけ。この二つ、どこが違うのかしばらく見比べてしまいました。この微妙な違いを「違う」とか言って買ってくる自分のあほさ加減にあきれます。情けない・・・・・。
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2009年4月20日 (月曜日)

キマった!

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 タイトル通り、です。夜目にも凛々しい、って、いかにもありそうですが変な表現。むしろ夜撮ったからこその凛々しさなのです。どんな犬も可愛いですが、一つ選ぶなら日本犬、というのは、「犬ってこういうモノ」とすり込まれているのかもしれません。仰向けにひっくり返っていびきをかき、時には寝言で吠えるなんてこと、この姿からは想像もできませんね。
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 神戸元町のpen and message.さん。ここには魅力的な萬年筆が並んでいる委託ケースというのがあり、大いに危険なのですが、先週末は比較的並んでいる本数も少なく、「おぉっ!」と思わせるモノがなかったので安心してコーヒーをいただいておりました。そこへ現れたK女史、これ500円なんですよ、と中国製萬年筆を試筆させてくださいました。なかなか侮れない書き味ですが、たとえていうならトヨタ車のような、良くできてはいるけれど感動はしない、というものでした。これまで品質に不安を持っていた私としては、中国製萬年筆も実用品としては良いかも、などと思っていたのですが・・・。
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 「ところで、クリップはよろしいんですか?」「へっ?何ですか?」

 話が全く見えません。よくよく聞くと、同店オリジナルのシルバー製クリップが製作されたとのこと。店主のBlogは毎日チェックしておりましたが、お店のWebページは最近見ておりませんでした。シルバーの色を活かしたモノと少し燻したモノ。どちらも魅力的です。
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 なかなかに魅力的ですので、とりあえず1本ずつお願いしますと、「トレドの本数分いけますよ」とK女史。これまで彼女は天使だと書いてまいりましたが、認識不足であったことに恥じ入っておる私です。

 さて、M800とM600に合う、とのことですので、何につけようかと考えて、まず考えたのがシャルロッテ。しかし、現物はクリップのみならず天冠部のネジまで金色。同じ理由で麒麟も落選。きらきら光る方をイカルスに、燻された方をハンティングにつけてみました。なかなかよろしいのではないでしょうか。予想以上に良い感じになりましたので、オリジナルのクリップは箱にしまい込んでしまいました。
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2009年4月19日 (日曜日)

切るのも大変

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 狭いトイレスペースがちょうどいいのでしょう、好んでここに寝る「くま(仮名)」さん。最近ではお散歩の際に排泄する習慣もでき、家の中では滅多にしないので、トイレがベッドルームになっております。ペットシーツが心地よいのでしょう。

 阪神と近鉄の相互直通運転が始まって1か月。それなりに便利なのですが、利用者から見て困ったことは「混んでいる」こと。いや、けっこうなことではあります。新線は混んでいるぐらいでちょうど。寂れていたら意味がありません。興味深いのは、奈良方面から乗っているお客さんが意外とこれまでの終着駅であった難波で降りないこと。

 あと、構造上の問題で御影という大きな駅を通過してしまう直通列車は、大阪と神戸の中間点である西宮あたりから目に見えて空いてきます。御影に停車する特急が神戸方面に近づくほど混雑してくるのとは対照的です。
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 阪神本線内は多くの駅でホーム有効長が6両分ですので、近鉄奈良線を10両または8両で走ってきた列車は尼崎で2両または4両を解放します。阪神の人にとっては未体験の作業であったことから、これが原因の遅延がよくありました。

 近鉄沿線の者からすると、電車の増結で2、3分、解放で1分という感覚ですが、尼崎駅ではやたらに手間取っているように見えます。それでも最近では、ダイヤ上の停車時間内に作業が終わるようになりました。ご同慶の至りであります。

 さて、その阪神電車に乗って神戸に行ったついでに、三宮の東急ハンズで爪切りを買ってきました。比較的長期にわたって使うモノが壊れると、買い換えようにも同じモノがない、というのはよくあること。今回もまさにそのケースで、ありふれた爪切りを買うのにこれだけ時間をかける自分にもあきれました。
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 悩んだ末に絞りきれず2本お買い上げ。でも、結果的には正解だったようです。匠の技の方は、爪を切り終わったらキャップを引き抜いて切りくずを捨てるタイプ。便利そうですが、装着時に幅広なのは使いにくいかもしれません。で、もう一方のは完全に好みで選んでしまったモノ。全金属製ということと、カミソリのフェザーブランドということ。これは私専用にする予定。

 たかが爪を切るだけでこの騒ぎなのですから、電車を切るのが大変なのもあたりまえですね。ときどき、どうしても「外れない」車両があるのです。この場合、鉄の棒やらバールやらでコジってようやく解放成功、となるのですが、今日乗り合わせた列車はまさにそれで、暑い中、汗だくになりながらコジってらっしゃいました。お疲れ様です。

 で、切るついでに、先のペントレでゲットしてきた工房 楔 のカッターナイフを。神戸のわがままな鞄屋さんが「重い木で大きなカッターを」と所望されたことから選ばれたブラックウッド。しかしこの材は、マスクを通過してしまうほどの細かい削りくずが出るので、永田さん曰く「2度と作りたくない」ものだそうです。それを聞いていて、目の前に現物があったのですかさず握ってしまいました。より目の細かいマスクができるか、永田さんが決死の覚悟をするか、そういうことでもない限り再び作られることのない逸品です。
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2009年4月18日 (土曜日)

普通の人

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 堂々たるお姿。「屹立」という漢字が思い浮かびます。我が家ではこのような姿の「ちち(仮名)」さんのことを、直角二等辺三角形になった、とか、三角定規の太い方になったなどと呼び習わしております(どういう家なのか・・・)。

 こうしてお座りをして餌を待ち、がつがつと食べ、喜んでさんぽに出かけ、昼間は寝て過ごす。ごくごくありふれた普通の犬です。
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 かくもシックなお財布、一目で気に入った、と妻が言いますので、さっそくル・ボナーへ。へろへろ#500に魂を抜かれてしまったボンジョルノに代わってこの財布を裁断した?名犬チャーが食べないというおやつをいただいてまいりました。我が家の犬たちは喜んでガシガシ噛んでおります。ありがとうございました。

 ル・ボナーは神戸市内、六甲アイランドにあります。奈良から電車に揺られること小一時間、灘五郷のひとつ魚崎で下車して六甲ライナーという、東京のゆりかもめみたいなものに乗って行くのです。この説明がすでに普通ではないですね。

 この六甲ライナーをホームで待っていたとき、私の後に小さな子ども連れの家族が並んでいました。子ども達は、優先座席とは何か、次の電車はいつ来るのか、などと母親に質問を浴びせています。

 私たちがホームにあがってきたら目の前でドアが閉まった、というタイミングでした。子ども達の質問に答えて母親は、「今行ったばっかりやから、10分ほど待たんとあかんかなぁ」と言いましたが、一瞬の間をおいて、「あ、時刻表に10個ほどあるから、5、6分やわ」と言い直したのでした。普通の人、おそるべし。何も難しいことを考えず、余計なことを言わず、必要にして十分なことをさらっと言う。
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 普通の人って、本当にすごいなと。私のように「ある分野に強い人」というか、ヲタクな者は、ついつい過剰に説明してしまいがちです。時刻表の一時間分の枠の中にある数字をざっと数えて10個ばかり。だから6分間隔で来るんだろうという、単純明快にして的確な判断。ヲタクを捨てて普通の人にならなくては、と強く思った瞬間でした。

 3月6日に紹介したPILOTの萬年筆。カスタムシリーズでしょうか。ごくごく普通の1本です。これが現役だった頃は、時計以外のモノにはとにかくデジタル時計がついている、っていう時代でしたので、これで普通なのです。ペン先とペン芯が仲良くせず、インクが来ないので修理に出していた間に、電池が干上がってしまったようです。

 新しい電池に交換して観察。クリップにある小さなボタンを押すとモードが切り替わり、その状態で時刻合わせなどをするようです。よく見るとアラームまでついております。当時のごくごく普通の人たちが、あたりまえに仕事に使うために購入したであろう1本です。
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2009年4月17日 (金曜日)

よく見る

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 あぁ寝てるな、というところだったのですが、目が可愛らしいのでパチリ。例によって迷惑そうな「くま(仮名)」さんです。彼女が寝ているところを遠目に見ると、目を閉じているようには見えません。真っ黒な体毛と目の色の区別がつかないことや、目の上の、お稚児さんの眉毛のような部分が目に見えるからです。

 飼い主はカバンが大好きで、意味もなく買い込んでしまうのですが、実際に持ち歩くのは嫌いというとんでもないおっさんです。特に休日の外出は基本的に手ぶら。萬年筆を見るためのルーペはもちろんポケットに。そんな小さなものですら、面倒くさいと感じてしまう私は、ベルトにつけるものが大好きです。携帯電話なんかはその筆頭で、今では珍しくもない姿ですが、10年ほど前には相当に「変」な姿だったようです。
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 右の腰には携帯電話、左の腰にはPalmというのが基本形。携帯もPalmも、小さな画面にたくさんの情報。体調が悪いときなどは特に、文字がかすんで見えません。電車の待ち時間などの暇つぶし、Palmでゲームを楽しむことがあるのですが、なんとその画面がよく見えないことがあって、これはいかんと見つけてきたルーペを、PalmのカバーにあるSDカード入れに挿しておりました。

 雪だるまの形をしたこのルーペ、倍率が低いのに像も綺麗でないという、なかなか痛いものですけれど、だるまさんというのが愛嬌のある形ですし、目鼻まで彫り込まれているのがポイント高いところです。
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 なかなか重宝していたのですが、現在は退役しております。予備機も含めて立て続けにPalmの液晶が割れるという事故があり、それはルーペが液晶にぶつかってるんじゃないか、という疑惑が浮上したためです。SDカードを入れられる場所に収まっているとはいえ、金属製のフレームはけっこう攻撃性が高かったようです。

 雪眼鏡の名の通り、冬季限定で販売されているものです。携帯電話のストラップにでもぶら下げておけば、画面が見にくいときに役に立つかとも思うのですが、ぶらぶらしているとレンズが傷だらけになりそうですし、今のところ新しい活躍の場が見つかっておりません。

 雪といえば、雨の中、どうにも踏ん張りがきかないと思ってよく見たら、車のタイヤ、まだスタッドレスのままでした。この週末は2トン超の巨体をジャッキアップしてへぇこら言いながらのタイヤ交換・・・・・正直、気が重いです。
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2009年4月16日 (木曜日)

隔てるもの

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 ケージの金網越しに必死で前脚を伸ばし、飼い主の手にタッチする「ちち(仮名)」さん。彼女は「くま(仮名)」さんと違い、積極的にカメラ目線で迫ってまいります。その意味では撮りやすいのですが、油断すると前玉をペロリとやられてしまいます。

 ケージによって隔てられた世界。外に出してもらうとうれしそうに走り回っておりますが、やはり穴倉生活をしていた先祖の記憶でしょうか、ケージの中に入った方が落ち着くようです。

 娘が昨夜ぽつりと「今日はディズニーランドできた日やなぁ」と言いますので調べてみますと、昭和58年4月15日、東京ディズニーランドが開園しております。当時交際中であった妻と、東西線の浦安駅からバスに揺られて行った記憶があったのでこれも調べますと、京葉線の舞浜駅が開業したのが昭和63年ですので、その5年の間に訪ねているということになります。関西人は新しいものや話題のものにはすぐに飛びつくといわれますが、私たちも例外ではなかったようです。
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 ろくにアトラクションも稼働していないようなときもありましたが、ちょこちょこ訪ねたように思います。修学旅行先にもなりましたので仕事でも何度かインパークしましたが、毎回必ず、ワールドバザールに今もある時計店をのぞいておりました。けっこう魅力的な時計があるぞ、という印象でしたが、最近ではカジュアル志向が強いのか、自分がおっさんになったせいか、あまり魅力を感じない品揃えに思えます。電池が切れて放置しておりますが、時を刻みながら世界一有名なネズミが回る腕時計、結構長く愛用しておりました。

 ちょうど次男が産まれた頃、イクスピアリがオープン。我が家は毎年、クリスマス後にTDLと決めておりましたので、風邪気味の長男をキャンプネポスに預けてインパークしたことも懐かしい思い出です。

 そのイクスピアリにかつて、ロメオというお店がありました。銀座伊東屋がやっていることが公然の秘密であった、おしゃれな筆記具関連のお店でした。ごく最近、妻がブレンドしてもらって買ったインクが棚の裏から出てきて、みんなで大いに懐かしがったところです。ちなみに、同時に買ったガラスペンは今も消息不明のままです。
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 絶叫系マシンに乗ってはいけないという親の遺言を忠実に守る私にとって、1日中パーク内にいるのは苦痛です。家族を残して銀座へ秋葉原へとよく出かけたものですが、そのついでにイクスピアリに寄ると、こういうペンがありました。

 キャップも胴軸もガラス製。ペン先はお約束通りシュミット製。装飾の施された金属のバンド部分と、両端のらせん状の盛り上がりが目につきます。このらせんを見ると、キャップを尻軸にさせるのではないかと思ってしまいますが、ガラスがそんなに器用であるわけもなく、キャップは落とさないように傍らに置くか、左手に握りしめておくことになります。一発芸的に人に見せて反応を楽しむ、みたいな感じで未使用のまま。ガラスを隔てたインクの色がきれいに見えるかどうか、そのあたりが難しそうなペンです。
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2009年4月15日 (水曜日)

ぼぉ~っと

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 何となくぼやけて見える「くま(仮名)」さん。春霞のせいなどという風流なものではなくて、暗い部屋でしっかり構えずに撮ったのでピントが大甘でブレておるのです。彼女は、遊んでほしいときなどに歯をカチカチいわせるという、とっても不思議な癖をもっています。その癖が出た瞬間をとらえようとしたものですが、ただ吠えているだけに見えますね。

 懸案となっていたデカい提出物が仕上がって、なかなかいい気分。このあたりから私の仕事は楽になっていきます。一方、学級担任の先生方は、家庭訪問の日程調整に悲鳴を上げてらっしゃいます。まずはそれぞれのご家庭に、都合の悪い日時を教えてくださいとお願いします。「これ以外の日時なら来てもらってけっこうです」ということを書いて欲しいのですが、「この時間に来てくれ」と指定されるご家庭がものすごく増えてきております。さらには「家庭訪問だからといって午後の授業をカットしないでください」とおっしゃる保護者も少なくありません。

 最近、どの業界でもさまざまな権利を踏みにじられたり無視されたりする例が多いようですが、教師とて例外ではありません。以前、家に帰ってくるのが23時なので0時から1時の間に家庭訪問に来てくれ、といわれたときには、この仕事やめようかと思いました。世の中、厳しくなっているんだなぁと思ったら、退社してゴルフの打ちっ放しで練習してから呑みに行くので、早くても帰宅は23時だからと聞いて、呆れてしまいました。
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 若くて今以上に頼りなかった頃、家庭訪問に伺うと門が開いており、アプローチには打ち水、お香を焚いて迎えてくださる、といったおうちも1軒や2軒ではありませんでしたが、それも今では「古き良き時代」の記憶でしかありません。でもまぁ、どうしてこんなに世知辛くなったんだろうと考えるより、なんで昔はあんなに良かったんだろう、と考える方が楽しいですね。

 そんな古き良き時代を偲ばせるシェーファーの萬年筆、譲ってくれた人はノンナンセンスだ、と言っておりましたが定かではありません。クリップのメーカー名は筆記体やイタリックではなくスクエアなもの。最近の萬年筆としてはごく普通の大きさであるLAMYのVISTAと比べるとこれだけ小さいのです。キャップを後ろに挿した筆記状態でも長さ15センチ程度です。
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 持っているのを忘れてしまうような軽いペンで、上着のポケットなどに挿しておくとそのまま忘れてしまいそうです。以前の職場で机上の大橋堂とキャップレスを持って行かれてしまい、必死に探しても見つけられず泣いたことがありましたが、このペンが見あたらなくなってもチッと舌打ちしてそのまま忘れてしまいそうです。それほどにチープなペンですが、書き味は上々。鉄ペンですし、さほどしっとりしているわけではありませんが、サリサリと元気よく書き進められるペン先です。春爛漫、陽気のせいでしょうか、肝心のペン先の写真がぼんやりした写りで、お恥ずかしい限りです。
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2009年4月14日 (火曜日)

タイタニック見送り

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 ケージの網に隠れてよく見えませんが、犬用のガムを一生懸命に噛もうとしている「ちち(仮名)」さんです。今日は、飼い主が帰宅してもそ知らぬ顔でガムと戯れていたのですが、遅い夕食が始まったとたんにガムを放り出して「何かくれくれ」攻撃に移りました。餌鉢はきれいに空っぽ。生後8ヶ月になろうというのに、まだまだ1日2食でももの足りないようです。

 今日は、お隣の韓国ではブラックデー。日本ではオレンジデーやパートナーデーなど。いずれも、バレンタインデーに端を発するものです。ほかに何か無いかと探してみつけたのが、「タイタニックの日」です。ホワイトスター社の豪華客船、タイタニック号が北大西洋で氷山に衝突した日で、沈んだのは翌15日。ちなみに、先日のペントレーディング東京でヴィスコンティのタイタニックを見ましたが、想像以上に大きく立派な萬年筆で、お値段も立派でしたので手が出ませんでした。

 この事故については、保険金目当ての計画的なものだったという話や、不沈のモリー・ブラウン(キャメロン監督の映画「タイタニック」で、パーティーに出るディカプリオに洋服を貸してあげる女性)の活躍など、エピソードに事欠きませんが、当Blogのネタの方は尽きかけております(泣)。せめてそれを補うだけの文章力でもあればよいのですが・・・。
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 タイタニックはとても無理、といいうことで手に入れたペンケースです。見ての通り、ベンツの顧客用ノベルティで、ベルトにSLRと入っておりますので、どのSLRかは知りませんが、それを購入した顧客にプレゼントされるようなものだったのでしょう。外側はファブリック、一部に革らしきものがあしらわれております。内側はバックスキン調の柔らかな素材で、ペンの入るスロットが5本用意されております。

 先日ご紹介しましたシェーファーのメカニカルペンシルを見て、あぁいいなぁと言いましたところ、出品者の方が勘違いしてこのケースの説明をはじめられたのです。まぁなかなかよさそうですし、普段使いのペンケースもないことだし、と購入して中を見るとペンがついていた、という次第。それもあたりまえの話なのですが、初ペントレで舞い上がっていたのでしょう、観察眼が全く働いていなかった私です。

 嵌合式キャップでカートリッジ式の萬年筆とツイスト式のボールペン。胴軸がカーボン調なのは、SLRというクルマの性格を意識してのことでしょうか。気になる萬年筆のペン先は、おなじみのシュミット製と思われます。いずれのペンも、天冠部にスリーポインテッドスターが入っております。余談ですが、超新塾のマンモスさんの出身地、大阪府柏原市の市章は、このベンツマークに酷似しているのです。
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2009年4月13日 (月曜日)

こぼれる笑み

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 笑っているように見える「くま(仮名)」さん。犬は笑わないのだ、といわれて理解したつもりでも、これを見るとやっぱり笑っているように思えます。スポーツを楽しんでいる人間が見せるにこやかな表情、あたりが近いのではないかと思っております。

 良いペンに出会った人のリアクション、実にさまざまでおもしろいものです。先日のペントレーディング東京で、文字通り「無欲の勝利」ですばらしいペンを手に入れた人がおりました。世界のコレクターといわれる人の言葉によると、これは大変うれしいこと。その人が身近な人だからです。これでいつでも、そのペンに触らせてもらえるのですから・・・。

 とにかくふわんふわんの太字ペン先を持つそのペン、オーナーは萬年筆中毒患者に限って試し書きをさせる方針で、それはとっても賢明なことだと思います。知らない人や慣れない人に触らせたら一巻の終わりでしょう。それほどまでに柔らかいのです。で、これを試し書きさせてもらった人のほとんどは、「ふぇ~~」とか「ほぉぅ~」とか、文字で表現できないような脱力感満タンの音を漏らします。しっかりしたペン先の場合などに「おぉ!」と力強く叫ぶのとは対照的です。そのうち、オーナーのBlogでも紹介されることでしょう。
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 で、私がペントレで手に入れたペンは、その対極に位置するカチンカチンの細字ペン先を持つもの。猛烈に硬いのに書き味が良いなんて、あのメーカーに決まっております。しかしながら、革巻きであるかの「ごとき」外装というのが、どうもアレな気がして、手を出さずに来たものです。シェーファーのレガシーヘリテージ、ルックオブレザーです。どーむさんのところでも詳しく紹介されております。


 この出品者のものなら私にもぴったり合うはず、ということで書いてみたのが運の尽き。そのままでも十分なところを対面で微調整していただいたので、ペントレ期間中も、日常業務に戻った今日からも、ずっと胸ポケットに収まっております。期待していなかった、というのは出品者に失礼ですが、その方の出されていたものの中ではどちらかといえば「平凡な」ものだったはず。もっとすごい書き味だというものもいっぱいある中、あえてこれを選んで大正解でした。実際、誰にも絶賛される書き味、というのは苦手で、ほんの少し引っかかりを感じる、それでいてなめらかなものが好みなのです。書いていて笑みがこぼれる、そんなペンなのです。
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2009年4月12日 (日曜日)

12thペントレ

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 「くま(仮名)」さんの食欲がふるわない、ということで、「ちち(仮名)」さんと餌鉢を入れ替えてみました。飼い主が帰宅した時点で両者とも半分くらい食べ残してあったのですが、交換すると即完食。柴犬は餌に飽きる、といわれておりますが、我が家の犬たちにもそれはあてはまるようです。「ちち(仮名)」さんは、「くま(仮名)」さんの餌鉢に入っていたガムがいたく気に入ったご様子で、盛んに振り回しておりました。ひどい写真ですが、10枚ばかり撮って、かろうじてブレが許容範囲だったのがこの1枚だけでした。

 閑古鳥が鳴くはずのペントレーディング2日目ですが、朝からなかなかの賑わい。2日間を通じて、調整師の皆さんを除くと売る人買う人が同じくらいじゃないのか、というような時間帯もあるほどで、潤沢な出展物のおかげで2日目もけっこう「買い」なものが残っていたように思います。本日のハイライトは、やはり「萬年筆の仏壇」が売れたときでしょう。
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 購入された方は、WAGNERの会合に出られた方ならおそらくご存じと思われます。写真では右腕の一部だけが写っておりますが、頭が写れば即どなたか判明、ということで切りました。ブレているのがpelikan_1931師匠。ペントレーディングで購入した記念にサインを所望され、腕まくりをして「マジックで」書かれたサインがしっかり写っております。

 ちなみに、製作者である数野さんによれば、裏板を外せば内部の棚も取り外せるので、必要なときにはいつでも正味の「仏壇」に改造できますとのこと。内部のペントレーは、布などを貼ったものではなくて、桐の木をトレーの形(波形)に削ってあるものです。個人的には、このトレーの部分がツボでありました。この「萬年筆の仏壇」プロトタイプ、ビッグトレドが買えるほどのお値段でした。

 昨日、らすとるむさんと飼い犬の話で盛り上がっていたとき、すぐ横の師匠のブースでは、人を堕落させる柔らかさを持ったM600が買い手を待っていたのでした。そこにあるのを見ていれば黙ってはおりませんでしたが、残り福狙いに徹していたので師匠のブースを見ることもせず、結果、悪魔のようなそのペンは他人の手に。でもいいんです。購入者はそのペンに魂を奪われ、2日間、床にへたり込んでおりましたから・・・・・。なんと恐ろしいことでしょうか・・・。

 魂を奪われたりすると大変なので、私は萬年筆を避け、例によって「変なもの」探しに没頭した結果、旧ソ連製の製図器、という微妙に変なものを入手しました。東側の製品ですが、国力があった時代のものなので精度については問題なしとのことでした。で、これを買ってどうするのかと問われれば、単なるノスタルジーと答えましょう。

 子ども時代、父の部屋で目にして以来ずっと憧れていた製図器。いざ自分が買って使うとなると、憧れとはほど遠い地獄の苦しみ。完成間近の図面にポタッとインクを落としたときの哀しみ。そうしたものが思い出されて、鬼門のカラス口が入っていないのもまたおもしろい、と手が出てしまったことでした。この製図器を2つ買っても、インク工房でインクを作ってもらうより安いのです。
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2009年4月11日 (土曜日)

11thペントレ

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 来てしまいました、ペントレーディング東京。いきなり、らすとるむさんに1本調整していただいて絶好調に。ペン先の寄りがきつく、インクフローに問題ありでしたが、調整していただいたあとはするするとインクが出るようになり、スムーズな書き心地に。キャップを閉めていくと「カチッ」と一瞬引っかかる突起がまだ生きております、ペリカン400NNです。
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 そのあとは各ブースを、冷静を装いながら見て歩く回遊魚状態。今日は一言でいうと「ボンジョルノありがとうデー」でありまして、お昼をご馳走になったり呑みに連れて行ってもらったり。そして、あまり宣伝したくないのですが、学士会館のすばらしい雰囲気を垣間見させていただくこともできました。

 新幹線の車内でかなり稼いだものの、やはり睡眠が不足気味ですので、本日お譲りいただいた1本を紹介して早く寝ることにいたします。

 シェーファーのメカニカルペンシルです。まずは何とも美しく硫化した軸が目にとまりました。0.9ミリ芯を使う回転繰り出し式のペンシルで、軸の模様が古風で美しく、何よりも銀軸です。出展者のお母様が長年にわたって大切にされていたものということですので、手元にある間は大切にいたわりながら使わせていただこうと思います。本日GETした、ではなくお譲りいただいた、というのはそういう意味なのです。ここまで書いてきて、思考力がなくなっているのを強く感じました。お休みなさい。
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2009年4月10日 (金曜日)

歓送・迎

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 草木も眠る丑三つ時、「ちち(仮名)」さんも目を開けたまま寝ております。例によって顔の近くにカメラを持って行ってパシャパシャやっても動じません。意識がもうろうとしているのか、純粋に眠たいのか。2本そろえて前に出した脚がなんとも可愛らしいと思っての1枚です。

 電車が動き出す時間には家を出て東京に向かう予定なのに、もうすぐ新聞配達が来そうな時間になってもまだ起きております。今日は職場の歓送迎会。最初はご挨拶がすんだところで抜け出して夜行バスで東京へ向かう予定だったのですが、おそらく2度と会宇ことはないだろう、と思われる人を送る会でもあり、やっと確保したプレミアムドリーム号の1階シートをキャンセルしての参加でした。
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 寿で静岡県の教員となった元同僚は、新幹線で2次会に駆けつけてくれました。お餞別に贈ったこのペンのイメージそのままの可憐な女性です。みんなに愛されていた人ですから、2次会も異様なほど盛り上がりました。静岡へ転出した人を送る宴席に、静岡から本人を迎える。すごい話です。迎えていたうちの一人は宴会が終わったら仮眠(!)をとって東京へ出かける。実に激しく移動しておりますね。JR東海の業績向上に貢献しております。

 そんなわけで、今日はBlogの更新どころではないのですが、習慣になったのでしょうか、今日ぐらい更新サボってもええやろ、とはなかなかならないものです。生まれついての三日坊主ですので、こんなに長く(といってもわずか半年)ひとつのことを続けているのは奇跡に近いことです。

 先週の金曜日、金色のスリムタルガに相棒を見つけてやりたいなどといっておりましたら、意外にすんなりと手に入ってしまいました。ペン先も針のように細く、かつなめらかで、嫌いではない書き味です。残念ながら軸の模様は金とは違うパターンですが、まぁよしとしましょう。それより何より、もう寝ないと徹夜明けでのペントレーディング参加になってしまいます。明日は東京から、犬の写真なしで更新いたします。
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2009年4月 9日 (木曜日)

花まつり

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 これまでにも何度か紹介しておりますが、「くま(仮名)」さんは寝ころんでご飯を食べるという困った性癖の持ち主であります。朝の散歩のあともらった餌を半分ほど食べて残りを夜食にする、その時に寝て食べるというパターンでしたが、ここ数日は朝一番から寝て食べております。まことにもって横着千万、けしからん限りですが、ご本人(犬)は唯我独尊、そしらぬ顔です。
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 今朝、出勤してすぐに、同僚がおもしろいものをくれました。昨日は釈尊のお誕生日。娘さんが勤める保育園(お寺が経営されてます)で昨日園児たちに配られたものだそうです。透明なビニール袋に、ハガキ大の小冊子、ヒマワリの種、ゴム風船、キャンディ、そして甘茶のティーバッグが入ったセットです。

 このパッケージ、コンパクトにまとまっておりますが、徹底的に花まつりを祝っております。「元気なわたしにスイッチ・オン」と題された小冊子。明るく前向きに生きるべきである旨が、平易な言葉で説かれております。

 ヒマワリの種が入った袋を貼り付けてある台紙、と思いきや、これも見開きのカードになっていて、自分が今あるのも先祖があったればこそ。先祖を思い、命を大切にしましょうと説かれております。花言葉が「献身」というところから選ばれたのであろうヒマワリ、袋が貼り付けられている部分には、育て方が簡単に書かれています。
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 キャンディと書きましたが、袋にはanimal dropsとありますので、中身は飴ちゃん。これには特に仏の教えは書かれておらず、甘くておいしい現世利益のみのようです。やはり子ども向けですから無理もない、と思ったら甘い。風船にはしっかり「花まつりおめでとう」の文字が入っております。

 一番気になったのが、甘茶のティーバッグ。花まつりといえば甘茶ですが、甘茶っていったい、どんな味なのでしょう。半世紀近く生きてきて、それと意識して飲んだことがありません。ぜひ試してみたいところです。袋には「普通の紅茶と同じ要領でお召し上がりください。1袋で5杯分くらいが目安です。」と書かれているので、何人か人を募って飲んでみようかと思っております。

 ペントレーディング東京も近づいて参りました。1日遅れの花まつり。御仏の慈悲により、萬年筆への煩悩を断ち切ることができると良いのですが・・・・・。
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2009年4月 8日 (水曜日)

寝られない

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 寝る体制になったものの、気になることがあるのか、目を閉じようとしない「ちち(仮名)」さん。この状態で小一時間ほどじっとしていたのですが、結局眠ることなく、いつもの「遊んで頂戴」攻撃に移りました。寝られないほどの悩み、犬にもあるのでしょうか。

 今日は午後から入学式の準備をしておりました。とはいえ、飼い主はさほど重要な準備をするわけでもなく、求めに応じて書類を作ったり、人手のいるところへ手伝いに行ったりと、比較的ゆったりと過ごしておりました。式場の準備も万端整った夕刻、いよいよ飼い主の入学式準備が始まります。各方面から頂戴した祝電を式場の入り口に掲示するのです。

 準備の最中は会場となる体育館への出入りが激しいので避け、人がいなくなってからぼちぼちと掲示していくのです。なかでも、小学校の先生方が手作りされたお祝いメッセージ、毎度のことながらこれが出色の出来映えで、掲示作業の手を止めて見入ってしまい、作業がはかどりません(笑)。今年は特に、他府県の小学校の先生から寄せられたメッセージに目が吸い寄せられました。
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 とてもカラフルで迫力満点な、地元小学校の先生方の「作品」に比べると、むしろ素朴で地味なメッセージカードでした。遠く離れた県からただ一人本校に入学してくる子どものために手作りされたそのカードを、何度も何度も読み返してしまいました。入学してくる本人は心細くないだろうかと、送り出した先生方が気にかけている、そういう「つながり」が感じられるものでした。はたしてその子は、今夜、よく眠れているのでしょうか。

 眠れるのか、といえば、何度もやっているのに未だ慣れない司会者も、今夜は浅い眠りになりそうです。とてもじゃないけどペンを紹介している場合ではない、と思っていたのですが、目の前に都合良くペンが転がっていたので写真を撮ってみました。

 伊藤園のお茶についていたおまけのボールペン。キャップが各種お茶犬になっております。USBフラッシュメモリと比べてもこの小ささ。アクセサリーとして飾ることがメインで、緊急時には字も書けますよ、という程度のものです。

 明日やって来る、大きめの制服に身を包んだ可愛くてちっちゃな新入生たち。八十八夜を過ぎる頃にはずいぶんとたくましくなっていることでしょう。
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2009年4月 7日 (火曜日)

寝かせる

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 よく寝ております。部屋が暗かったので撮影のために電気を点け、顔のそばにカメラを持って行って合焦するまでウィンウィンいわせても反応無し。熟睡している「くま(仮名)」さんです。
 年末から年始にかけて腰痛に悩まされたときに、とにかく寝なければ治らない、といわれたことを思い出した飼い主。睡眠時間は十分ですが細切れなので、またもや肩や腰の痛みがぶり返してきたようです。

 健康状態最悪で迎えた今日の日が世界保健デーというのは、なかなかブラック効いておりますね。でも、肉体的にはキツいですが、精神的にはなかなか快調な毎日を過ごしております。授業中にもかかわらずうろうろと校内を歩き回る生徒に声をかけると、容赦なく罵声を浴びせられ、そこで引かずにがんばっていると拳や蹴りがやってくる。毎日のありふれた光景です。ここだけ見ると、世も末、学校として終わっている、といわれそうですが、それは事実ではありません。
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 犬が人間を噛んでもニュースになりませんが、人間が犬を噛んだら大ニュースです。ひどい生徒がいる、エラいことになっているというのが人の口に上るうちは、まだまだ希望が残されているのです。ここを過ぎると、みんな諦めて何も言わなくなるのです。そんなことをお互い口にしながら、励まし合って毎日を過ごしておりますので、しんどいながらも明るい職場という、ある意味理想的な状態です。

 写真は、WHOのマークにもなっているアスクレピオスの杖にちなんで、銀製のキャップに蛇がかたどられたイタリア、ラレックス社の萬年筆。蛇の兄貴分ということで、龍がかたどられたものと一緒に撮ってみました。前回、この萬年筆を手にとったのはおよそ半年前。布製のペンケースに入れて本棚に放置してあったのですが、眼に痛いほどぴかぴかしていたキャップが、実にいい具合にくすんでおります。

 熟成させることを寝かせるなどといいますが、このペンを見たとき、時間だけが解決できる、なし得ることもあるのだな、とあらためて実感した次第です。経験からいっても、私たちの仕事は、目の前の結果を急ぎすぎると失敗することが多いように思います。とんでもない罵声を浴びせてくる「どうしようもない」子どもたちが、いつの日かたくましい親になって我が子を叱りつけている、そんな光景を見たいものです。明日も続く果てしない追いかけっこに供えて、そろそろ寝ることにいたします。
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2009年4月 6日 (月曜日)

晴 時々・・・

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 暴れまくったはずみに餌鉢を踏んづけてしまい、ケージの外へとこぼれてしまったフードを見つめる「ちち(仮名)」さん。それまで餌鉢の中に放置してあったものですが、手の届かないところへ行ってしまうと恋しさが募るようです。

 今日は始業式と離任式の日。一見強面で近寄りがたく思える校長も異動されました。子どもというのはけっこう本質的なところを見抜くようで、職員室前にある部活動用の連絡黒板に書き込まれたメッセージから、異動した校長が子どもたちに深く愛されていたことがわかります。強面で強がりな人でしたので、絶対に泣くものか、という構えでしたが、黒板を見るなり涙腺が動きはじめておりました。

 少し前まで、私の業界には、転出者を「送る」という風習がありました。離任式のあと、転任者の新しい勤務校まで付き添っていく、退職者の自宅までお送りする、というものです。これがまた、実にふさわしい人が送っていくので、それを見た若い者にはとてもよい社会の勉強になったものです。

 送られる人にゆかりが深く、新しい勤務校の人から見て「これぐらいの人が送ってくるんだから、こんど来た人はすごいんだな」と思わせなければなりません。そのあたりが実に「虚礼」っぽいので、虚礼廃止という言葉のもと、今ではほぼ廃絶してしまいました。ただ、記憶の中には残っていますので、送り出す人への思いが強い場合などには臨時に復活するのです。今日がまさしくその時で、私が校長をお送りしました。実に名誉なことで、同時に自分が歳をとったのだな、ということを強く感じました。

 はなむけ、という言葉は、ご存じのように「むま(馬)の鼻向け」、すなわち、門出をする人が乗る馬の鼻を目的地に向けることに由来しております。そこで、鼻向けにちなんで、教師の必需品、指示棒の逸品をご紹介いたします。
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 すでに廃盤となって久しい「晴れ 時々 ブタ」の指示棒です。使いやすいものとは言えませんが、ツカミが8割9割といわれる教師の世界では、特に新学期、たいへんに強力な武器となります。こいつでツカんでしまえば、あとはサボらない限り大丈夫。人間対人間ですので、「何か面白いぞ」というイメージを持ってもらうことが重要なのです。

 昨今、精神的に追い詰められて教壇を去っていく教師が増えておりますが、その多くはまじめで力のある、居なくなるのは教育界の大損失、というような人ばかりです。ただ、こうしたバカなものでも使ってツカんでやろう、といった「アホになれる」面がないと、なかなかやってはいけない、それもまた真実なのです。この春、新しいスタートを切ったすべての人に、幸せな毎日がありますように。

2009年4月 5日 (日曜日)

こいぶみ

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 待てど暮らせど来ぬ人を、ってな風情の「くま(仮名)」さん。犬は生き物ゆえ、実にさまざまな表情を見せます。近くのショッピングセンターにペットショップが入っているので、買い物に立ち寄るたびにのぞきに行くのですが、きょうは「くま(仮名)」さんが我が家に来た頃を彷彿とさせる仔犬がおりました。

 小さいから可愛らしいのは当たり前、結論としては「くま(仮名)」さんの方が数段可愛いということに落ち着きました。黒柴の模様、特に顔周りの模様は実に複雑でバリエーションに富んでおりますが、黒い部分の多い子が多数派なのです。
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 先日紹介しましたロングプロダクツ「夢桜」に何色のインクを入れようか、という問題。スカイブルーやターコイズなんかが面白いのでは?という私に、とんでもないと答える妻。軸色に合わせてピンク系一択。百歩譲ってパープルやボルドー系なのだそうです。

 鉄ペンですがpen and message.で調整していただいて、同店名物の色見本帳を見つめることしばし、妻が選んだインクはモンブランのラブレター。発色がとても気に入ったのだそうです。

 確かに綺麗なピンク色ですが、そのインクが色だけではないことを知らなかった彼女、瓶が開けられると同時に「安もんの石けんの匂い・・・」ときわめて正直な反応をいたしました。

 商売をする人にとってもっとも手強いのはこうした消費者なのでしょう。血眼になって探している人もいるという「あのインク」、その最大の特徴である「香り」に対して直球勝負。恐れ入りました。その通りだと思います。
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 pen and message.近くで偶然ライトアップされていた桜。看板が写っておりますが、駐車場の照明が下から桜の花を照らしているのです。撮影者は筋向かいのラブホテル(最近はそう呼ばないのかも)の入り口に立っております。ラブレターインク、ピンク、ラブホテル。できすぎた話ですが、ラブレターとラブホテルは少々世界が違いますね。

 憧れの彼女とすれ違いざま、ふんわりといい香り。安物でも何でも、石けんの匂いのする彼女に恋い焦がれて恋文をしたためるのですが、このインク、そんなお年頃の人にはちょっと買いにくいお値段といえましょう。選んだ妻も瓶の大きさと値札を見比べて目を丸くしておりました。あ、この瞬間がモンブランだね、の世界です。
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2009年4月 4日 (土曜日)

伸びやか

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 飼い主夫妻の帰宅を喜ぶ「ちち(仮名)」さん。伸び上がって甘えております。この子はうれしいと耳が無くなってまん丸な頭になって可愛いので、ぜひその瞬間をおさえたいとチャレンジしてみましたが、完全に丸くなっている瞬間はブレ過ぎて何の写真かわからない有様。このショットが一番丸い頭になっております。

 例によって午前中はお仕事に出て、子ども達にお昼ご飯を食べさせてからぶらりと外出。リベラル社刊の「雑貨屋さんぽ」シリーズをぱらぱらめくっていると、いってみたいぞという衝動に駆られてしまうのです。基本的に女性をターゲットにした本ですが、そこに紹介されている雑貨屋さんにはなかなかに怪しいものも潜んでいて侮れません。
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 結局のところ、pen and message.のすぐそばにノーマークのお店を発見!ポルコペールという小さなお店で、店内のあちこちに豚さん雑貨があって、見ているうちに「水牛の箸」なんていう極めつけの怪しいものをお買い上げ。箸の頭の部分(筆頭とか箸元とかいうそうです)が水牛(の角)で、本体は木製。両者は接着剤でつながれているのが明白(はみ出してます)というチープな造り。全長およそ22センチ、長目のお箸です。

 栄町通り周辺は個性的な雑貨屋の巣窟ですが、そのひとつデアネーベンで購入した定規に、以前紹介して名前を教えていただいたPILOT SHORTを乗せてみました。キャップと尻軸の先が丸くなっている個体を発見して保護したことを記念して2本並べて記念撮影です。
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 嵌合線のところをちょうど印のある5センチの目盛りに合わせてみました。収納時でおよそ11センチ。両端が丸い部分はそのまま延長された、付け足された感じですね。丸い方はやや高級なものだったのか、首軸に象嵌のような飾りがあります。

 もしこのシリーズが現行品なら、キャップレスと並んで使い勝手の良いペンとして常用していたことでしょう。古いものですし、どこかで落としたりすると嫌だなぁということで現状はインクも通さず座敷牢状態です。ルーペで見る限り、ペン先は精度良く仕上げられているようで、段差などもなく、切り割りの開き加減も適切。すらすらと書けそうです。

 キャップをお尻りに挿して軸を伸ばすと、手の中にしっくりと収まって、なおかつ短すぎない適度な長さ。なかなか良くできております。使用時の長さがおよそ15センチというところです。
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2009年4月 3日 (金曜日)

身が細る

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 今は女の子特有の期間ゆえ、眠たそうな「くま(仮名)」さん。このところ飼い主の帰宅が遅いので、どうせ遊んではくれまいとおもってフテ寝しているという部分もあるのでしょう。忙しい毎日を過ごしている副産物として、体重が減ります。メタボな私にとっては喜ぶべきことなのでしょうか・・・。

 毎日PCの画面を凝視してばかりいるので、肩が張ってきました。民間企業なんかではあたりまえのことなんでしょうが、鍛錬が足りない私には堪えるようで、肩の張りが痛みに変わってまいりました。今日は短めに更新して寝ることにいたします。
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 さらっと更新するのにうまい具合に、今日は金曜日。金色のペンをと探して見つけたのがシェーファーのスリムタルガです。普通サイズのタルガと並べてみました。マトリョーシカみたいに入れ子になりそうな大きさの違いです。タルガ自体、そう太いペンというわけでもないので、それより細いスリムタルガは・・・と敬遠していたのですが、なかなかどうして、これが実に握りやすく、書きやすいのです。何とかもう一本、できれば銀色のスリムタルガを手に入れたいところです。

 興味がないのであまり調べもしない、ということで、スリムタルガはほとんど鉄ペンだと思っておりましたが、こいつは金ペン。なるほど、硬いけれどもそこはかとなく金ペンの風情がするようなしないような・・・プラシーボ効果かもしれませんね。細いながらも一丁前にシェーファー一族であることを主張するペン先。小さくまとまっていると、インレイドニブの特殊な形が強調されるように思います。

 簡単ですが、以上で本日の営業終了です。おやすみなさい。
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2009年4月 2日 (木曜日)

ひとごと

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 雄叫びを上げる「ちち(仮名)」さん。飼い主がいるのに遊んでもらえず、おやつももらえないときには、こうして精一杯伸び上がって吠えております。負けてなるものかと無視した挙げ句、写真を撮ってさらしてしまう飼い主なのでした。

 今日は本年度最初の会議。極度のプレッシャーでありました。何年何組の担任の先生は誰それ、っていうのが、今日、基本的に決まるのです。これはもう、生徒達にとってのクラス替え以上に大変な年中行事。校内人事を決定する、といいますが、私にはこの「人事」という言葉の読みが「ひとごと」に思えて仕方がないのです。

 良いチームを作ろうとして考えた人事案が、「嫌です」の一言で覆される状況は残念きわまりない。民間企業などでは考えられない状況でしょうね。「言うたもん勝ち」で組み上がった校内体制ですが、決まった以上は1年間頑張ってやっていこう、そう思えるのは、やはり春だからでしょう。あらゆるものが萌えいずる季節、やっぱり春はいいもんですね。
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 春といえば、桜 です。これしかありません。かつて日本人の心の花であったといわれる梅をしのぐ人気。やはり、ぱっと咲いたかと思ったらすぐに散ってしまう、そのはかなさが好まれるのでしょうか。職場でも、明日は近所のお城へ繰り出して花見をしよう、なんていう声が出ておりました。昨日も今日も午前様という状況では、明日の夜桜見物も望み薄ですが、そういう話が出てくるあたり、やっぱり良い職場だなぁ、と喜んでしまう私でありました。

 ロングプロダクツの「夢桜」です。セルアセテート製のとても軽く、美しい軸は、藤本寛さんが棒状の素材からくりぬいたもの。重い萬年筆が好きな私ですが、はかなささえ感じられる軽さがこの柄には似合っていると思います。いよいよセルロイドがだめとなれば、今以上に注目される素材でしょう。

 ペン先はお約束のシュミット製スチール製のもの。書き味が懸念されるところですが、これは妻のペン。ゆえに、私にとってこのペンの書き味は、それこそ他人事なのです。
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2009年4月 1日 (水曜日)

トレドの日・4月

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 この子だけならとっても可愛いのに、「くま(仮名)」さんのおるところに来たのが不運やなぁ、というのは妻の言葉。先入観なしに見れば白くてかわいい柴犬です。ただし、雄犬なみのガタイが少しかわいらしさをスポイルしておりますが・・・・・。

 鉄などのベース素材に金線を埋め込んでいく、フィリグリーとも共通の難易度の高い細工がオリジナルトレドの特徴、ダマスク技法。エイプリルフールに人をだますのとは桁が違う難しさです。現在のトレドは掘っているだけとはいえ、高度な技ものであることに違いはありません。

 スターリングシルヴァーのボディに彫られた、羽を広げたペリカンたちは、比較的まるい眼をした柔和な表情。ウルトラマンみたいに吊りあがった眼ではありません。そう、目じりが下がるのは、私たちにとってはたいへんうれしいことなのです。
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 大変に手のかかる生徒。先生ところのあいつが何をした、これをしたと、毎時間のように寄せられる苦情。結構シャレにならないこともやらかすので、そんな夜は家庭訪問。玄関先に出てきたヤツは、学校でのウルトラマン顔がうそのように、目じりが下がっているのです。学校で暴れるのを抑えにかかると、それこそ吹っ飛ばされるのですが、家を訪ねると温和ないい子。力量のなかった私には、家でヤツと対話するのがやっとで、そんな関係が卒業まで続いたのでした。

 そういう生徒が卒業するとなると、まず心配されるのが卒業式。金髪にしたり特攻服を着たりと、とんでもない姿で登場して式をぶち壊すのではないか、と心配されるわけです。明日が卒業式という日になっても、ヤツは金髪でひどい服装のまま。完全に浮いており、とにかくあいつを式に出すな、という指令が主任から出るほどでした。

 満開のモクレンが夜目にも白い、とても寒い夜でした。家を訪ねると、ヤツは少しだけ吊りあがった眼で出てきました。
「卒業やなぁ」
「ん?・・・わかってるがな」
「そうか。ほな、頼んだで」

 春の陽を受けて、シルヴァーのボディはモクレンにひけをとらないほどの輝きを放っておりました。もらいもので申し訳ないのですが、と差し出されたトレド。彫りではない天冠は、むしろよく合っているように思います。pfニブのスムーズな書き味を楽しみながら、時折手を休めてペリカンの丸い眼を見るとき、ヤツとは繋がっていたんだなぁ、という思いを強くするのです。
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