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2009年6月

2009年6月30日 (火曜日)

半分

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 体の半分ほどを毛布にのせて眠る「くま(仮名)」さん。彼女のお気に入りの敷物ですが、時々この敷物の上で寝ようとしないときがあって、そういうときは要チェック。たいてい、粗相をして敷物を汚してしまっているのです。居室のすぐ隣がトイレスペースなのに、間に合わないなんてことがあるのでしょうか。ただ横着なだけ、という気もしないではありません。

 今日は1年のちょうど真ん中、半分過ぎた日です。夏越の祓というように、上半期を終えて下半期に向けて、旧暦ですと夏の終わりなので収穫の秋に向けて、気分一新、という日です。しかし実際には、日常に流されてそれどころではなく、あぁ7月になるのか、ぐらいのことでしかないのも事実です。
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 半分というと、文字通り2分の1ということのほかに、もとは一つであったもの、という意味合いもあります。ちなみに飼い主は、中島みゆきさんの HALF という曲が大好きです。もともと一つで、分かたれてしまったもの。それは、いつの日か再び一つになる、というのは、遠くギリシャの時代にもあった考え方だそうです。

 PILOTの歴史に残る名作の一つ、スーパー500。これの復刻版である77周年記念とともに、インクを入れて日頃から使っております。そのうちの1本がこの金キャップ。いつ見ても感心させられる美しいペン先。お尻の方に金色のキャップがささっているとよりいっそう美しく見えます。
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 ネックレスか何かが入っていそうな、変わった形のケース。あるいは、この時代には普通だったのかもしれません。まだ飼い主がおむつをしていた時代の萬年筆ですから、そのあたり、詳しい方に伺ってみなければわかりません。

 で、このケースが収まっていた紙箱の底から発見したのが、片面に半年ずつ、というよくあるカレンダー。この裏面にはPILOTインキ、などと書かれております。

 肝心の書き味。本当にまん丸な球がついていて、私の筆記角度と書き癖ですと、まるでカリグラフィのような筆跡になってしまいます。そこで、少しだけスポットをつくっていただいたところ、ごく普通に使えるようになりました。
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 で、ケースの中をみると、まさしくHALF。もともとそこに収まっていたはずのシャープペンシルの姿がないのが残念なところ。いつの日か、このくぼみをシャーペンシルで埋めてあげなくては、と思っています。実際、1度だけ、さるコレクターの方に見せていただいたことがあるだけですが、分かたれた半分、気長に探していこうと思っております。


2009年6月29日 (月曜日)

おもちゃの実用性

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 遊び疲れて眠る「ちち(仮名)」さん。夜の7時頃から10時頃までが最もうるさい時間帯で、その間にある程度遊んでもらったりおやつをもらったりすると得心して静かになります。まだまだパピーな彼女のこと、遊ぶためにはおもちゃが必要です。さもないと飼い主の手がおもちゃになってしまって傷だらけです。
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 ダレですか、鉛筆削りに変なモン突っ込んでるのはっ!っていう場面。でも、突っ込まれているのは変なモンではなくてれっきとした鉛筆、その名もKIRIN鉛筆。この鉛筆、不思議なことにぐねぐねと曲がるのです。それに追従するような芯なのでしょう。わざときつく曲げてから削ってみても芯はしっかり形を保っております。
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 これで勉強するのは少し難しいようです。特に使い始めは「テールヘヴィ」なので、振られて書きづらいそうです。短くなったらどうなのか、というところまでは検証しておりません。ちなみに、鉛筆削りでゴリゴリやるのはけっこう力のいる作業でした。年季の入った鉛筆削りで、チャックが緩いのも一因でしょう。
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 長さはゆうに30センチを超えます。こんな変なものがさりげなく置いてあるところが分度器ドットコムさんの魅力。目と鼻の先にある、とっても個性的でおいしいイタリア料理のお店、アルテ・シンポジオさんのオーナーシェフ(けっこう変なもの好き)も何度か訪ねられたそうですが、あまりの変さ加減にいまだに何かを買う決心がつかないそうです。まぁ、それが普通の感覚というものでしょう。
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 断面がハート型の鉛筆、それ自体は珍しくもないものですが、異常に長くてグニャグニャとくれば手元に置かずにおれません。こういうのを教卓の中に隠しておいて、「では出席とります」なんて言いながらさっと取り出して書いたりするとウケそうです。授業に飛び道具は必須、というのがモットーな私。そういうアンタが一番変やないかい、って突っ込まれそうです。
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2009年6月28日 (日曜日)

はみ出しません

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 ケージから頭を突き出して寝る「くま(仮名)」さん。本来はトイレ用のトレーを取り替えるための窓ですが、留め金が弛んでいたので勝手に開いたもの。以前、この隙間から外に出ようとして身動きが取れなくなったことがあって、彼女なりに警戒していたようですが、頭だけなら大丈夫、と思ったのでしょう。

 昨日の明石でのペンクリニックは、よくぞ開催してくれました、という感じでありました。遠路はるばる来てくださったペンドクターにはお気の毒ですが、とにかく空いているのがうれしい限り。混雑時はお一人様2本まで。。。なんて注意書きに関係なく、昨日も3本診ていただきました。

 そして、不具合を直していただくよりもうれしいのが、どういう原因で具合が悪いのか、それをどう解決したのかをゆっくりと聞かせていただけること。その内容が、それから先萬年筆を使っていく上でおおいに参考になるのです。
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 ペンクリニックでお世話になったら、そのお店で何か買いましょう、というのは常識の範囲。最低限、インクカートリッヂぐらいは買うようにしておりますが、今回はふと目にとまったこのペンを買いました。

 オートのタッシュ、でしょうか。調べてみると、今月2日に、ムーミンEF551さんのところで紹介されておりました。これがル・ボナーさんとpen and message.さんのコラボメモホルダーにぴったり。嵌合式キャップの萬年筆ですがキャップの閉まりもキツいめで、知らない間に落としてしまうという心配もなさそうです。

 欲をいえばカバーと同じ黒い軸のが良かったのですが、在庫の中から選ぶのでこの色に決定。製品自体は青、銀、黒、ピンクとあるようです。ヨーロッパタイプの短いカートリッヂが使えて、書き味は何ということもなく、ごく普通。けっして粗末に扱うわけではないですが、万が一胴体の方を落としてしまっても諦めのつくお値段ですので、しばらく使ってみようかと思います。さっと抜いてぱぱっと書く、ということからは少し離れてしまうわけですが、そのへんがどうなのか、ということも検証してみたいと思います。
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2009年6月27日 (土曜日)

幸多き日

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 今日は次男を連れてお出かけ。目的地は写真の通りです。玄関を出て時計を見るとバスが出る時刻。次のバスは15分後なので仕方なくクーラー(註:エアコンではありません)の効かないエスカルゴに乗って家を出ると、なぜかバス停にはハザードを焚いたバスが。「あぁ、あれ乗ったら涼しいのにぃ。」という次男の声に、時計が進んでいたのかなぁ、と思いつつ駅へ。コインパーキングでロック板が上がるのをみたいと次男が言うので暑い中3分ほど立ちん坊。

 改札を入ったところへ来た電車に乗ると、途中駅での乗り継ぎもバッチリ(の予定)。時計を見てまだ大丈夫と次男のおやつを買うも、前に並んでいた人にレジを占領されてしまい、予定していた電車を涙で見送ります。時計が少し遅れてたんでしょうか。そもそもおやつを買うというのは座席指定の列車に乗ろうということなので・・・・・。

 気を取り直して目的地を目指しますが、そこから先は怒濤の待ち時間責め。2時間もあれば余裕で着くところを3時間以上かけてようやく到着となりました。
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 次男のお目当てはこれ。ナガサワ文具センター・アスピア明石店のイベントです。到着するなり組み立て開始。わかりやすい説明書とツボをおさえた的確なご指導で見る間に完成です。カートリッジを挿してもすぐにはインクが来ないものだなぁ、などと眺めておりましたが、次男の発する早く書いてみたいオーラにおされてカートリッジをつまむこと2度、3度。じわ~っとペン芯にインクが流れ込んでくる様子に感動しているのはお父さんだけで、息子は喜んで試筆開始。きれいなお姉さんに「これも書く?」とすすめられて喜んでいるあたりは血筋でしょうか。
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 クルマ好きな男の子がディーラーにカタログをもらいに行くとどこでも追い返されるのが普通。そんな中で1軒だけ、丁寧に相手をしてカタログを渡したところがあって、それが成人した男の子の記憶に刻まれていて・・・・・なんていう話を思い出しました。子どもに萬年筆を体験してもらうことは、未来の顧客を増やすことにつながるはずです。とてもすばらしい企画だと思いますね。

 この間、お父さんは同時開催のPILOTさんのペンクリニック。その待ち時間で少しダレてきた長男が思い出したのがアスピア明石の外壁。例のRがひっくりかえったキリンの絵の看板。同じビルにそのお店があるのです。仕方なく連行されて余分な出費。上機嫌の次男ですが、外出すると疲れが出やすいので早めに帰宅することにして駅へ。

 電車を待つホームから、駅前に駐車中のバスが見えます。その車体に描かれた絵。お名前はTacoバス。ほんまにこの街はこればっかりやなぁ・・・と苦笑しつつパチリ。本当に幸多き1日でありました。
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2009年6月26日 (金曜日)

一回り大きい

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 体を丸めて眠ろうとする「ちち(仮名)」さん。この直前、おやつをもらったのでおとなしく眠ってやろうか、というところ。実際にはおやつよりも遊んでもらったことの方が良かったのかもしれません。先住犬である「くま(仮名)」さんよりも小さなケージに、一回り大きな体で収まっているので、何とも窮屈そうです。

 萬年筆は刃物、使い続けるなら自分で調整するスキルを身につけるべし、なんていう話を聞いて、それなら練習を、とジャンクの萬年筆漁り。3本1000円とかで手に入れたうちの1本が、バーディーを一回り大きくしたようなこのペンです。
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 キャップを閉めた姿は端正そのもの。適度な重みのある金属製で、スチールのペン先ながら書き味も悪くありません。で、これは何というペンであったか、それが思い出せないのです。

 確か以前は名前を知っていた記憶があるのに、ど忘れして出てきません。気持ち悪いので、勝手なお願いですが、知っている方はぜひご教示ください。

 まだテストができあがっていないのに眠い。最近、急速に老化が進んだように感じます。もともと夜行性で、夜が深まるほど仕事がはかどっていたのに、今は2時を過ぎると意識朦朧・・・そのくせ、朝早く起きられるわけでもないという状態。早く仕上げて寝たいのに、ついついWe are the worldのDVDを観てしまいました・・・。M.ジャクソンさんのご冥福をお祈りしつつ。
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2009年6月25日 (木曜日)

可搬箱型収納什器・弐

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 はみ出しております。小さい頃の「くま(仮名)」さんは、時折悲痛な叫び声をあげることがありました。自分の脚や鼻(口?)なんかをケージの間に入れて外れなくなり、痛くて鳴いていたのです。落ち着きの出てきた今(4歳)、鼻や脚などをケージの隙間に入れることで体勢が安定するのでしょう、痛くないように上手にさし入れております。

 さて、可搬箱型収納什器の製作は、先週、材料から大まかに各部材を切り出したまま放置。気がつけば木曜日、ということで、少々慌てて次の作業に進みました。それぞれの部材を仕上がり寸法になるまでやすりやかんなで削るのですが、何と恐ろしいことに、すべての部材が木口削りなのでした。下手な木工の中でも、私が最も苦手とする加工です。
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 写真はアタッシェケースの底と蓋になる部材を2枚重ねたところ。手前の板はあと一息、というところまで削ったもので、奥の方が先週切ったままの状態。良く調整されたかんなですと難なく出来る作業ですが、かんなもそれを使う腕も今ひとつ調子が良くなかったので、削った面が美しくありません。
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 持ち手を取り付ける部分になる板と、その対面に位置することになる板を2枚重ねてかんなで削り、木工やすりとドレッサーでこすったところ。スコヤをあてながら、直角が出ているか、斜めに削っていないか、と確かめつつ作業を進めます。

 肝心の内装についてのアイディアがまとまっていないのですが、収納本数を稼いで「狭小住宅」仕様にする方向で検討中です。たいそうな木の箱を持ち歩いて開けて見たらペンがちょこっと、というのは面白くありませんし、持ち歩きよりも自宅での一時保管用としての用途が主になりそうなので、本数多く収納できるように考えたいと思っております。
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 工作精度の低さを示す1枚。木というのはありがたい素材で、こんな状態からもぴったり隙間なく接合するようにすることが出来ます。仕様を変更して、角の部分を額縁切りにして接合するという選択肢も残されています。形ができあがって内装を作って塗装、まだまだ完成までには時間がかかりそうです。


2009年6月24日 (水曜日)

実用できますか?

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 とっても眠たそうな「ちち(仮名)」さん。ケージの外に降り積もった(!)抜け毛に目がいきますね。長いです。5月あたりから換毛がはじまって、いまだに抜け続けております。ダニやノミのアレルギーも疑ってみましたがそうではない様子。いやがるのを押さえ込んでのブラッシングも、あまりやり過ぎると皮膚を痛めますし、あきらめてもうしばらく見守るしかなさそうです。

 飼い主もこのところ、夫婦揃って眠い日々が続いております。何といってもテスト作りです。数学という嫌われ者の教科を担当していると、補充学習のための教材を作ったりするのと並行しての作業。新聞配達のバイクの音を合図に床につく日々が続きます。
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 そのテスト作りに行き詰まったので、退勤後に大阪市内の大型書店へ。午後10時まで開いているのが頼もしくてよろしいです。目立つところに「短時間の睡眠で朝もすっきり」みたいな本が平積みになっておりましたが、これ以上睡眠時間を削ったら倒れますので無視。ふと横を向くと、例の「万年筆コレクション」第2号が積まれておりました。

 7月7日、すなわち第3号の発行前日までに定期購読を申し込むと、コレクションケースとコンバータセットの両方を第3号とともに送ります、と書かれております。まぁ、そうやわなぁ、とつぶやきつつ、一昨日に慌てて申し込みをした自分が哀れに思えました。出版元の思う壺にすっぽりとはまっております。
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 おまけのこのパートワーク、すばらしい定期購読システムであることも判明。たとえば第4号の場合、発行日の2週間後に、その日発行の第5号とセットで宅配される、ということ。何と横着な・・・・・。

 書店購入者なら2週間おきに記事を読み、おまけの萬年筆に触ることができますが、定期購読者は2週間お預け、ということです。まぁその分、書店購入者は9号までシールを集めないとコレクションケースがもらえないというハンディがありますが、それ以降は書店で買う方を選択したくなります。あるいは、その時点で定期購読者向けの新たな特典を打ち出してくるのでしょうか。

 毎号おまけについてくる萬年筆は、長時間の筆記には適さない上、携帯することもおすすめしない、とされています。事実、カートリッジがぐらぐらするので怖くて仕方がない、という報告も上がっておりました。
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 その点、お仕事の友、PILOTのデスクペンは最強です。金ペンではありません(金ペンのものも売られております)し、カリカリと固い書き味だし、見た目も哀しいほど地味。仕事が終わるとデスクの引き出しにポ~ンと放り込まれておしまい。ペン先にひげのようなものが見えておりますが、これは出来の悪いコピー用紙にがりがりと書かれていた証拠なのです。

 デスクペンなんて見向きもしてこなかった、という方は、ぜひ一度お試しください。感動しますよ。

2009年6月23日 (火曜日)

良いもの

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 いわゆる「美輪さん」の姿勢をとる「くま(仮名)」さん。ケージから片手が出ていたのですかさずパチリ。近づくと立ち上がって遊んで頂戴モードに入るので、隣の部屋から、ふすまに隠れての撮影でした。家族の夕食が終わると、何もおこぼれがもらえないということでこのようになって、その後、遅れて帰ってきた人が食べ始めると・・・・・の繰り返しです。
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 かつての名品たちの記念撮影です。台にされているのはIBMのThinkPad T41pという、現役当時なら水戸黄門の印籠ほどの威力があった(ホンマかいな)というスーパーマシン。で、上に乗っているのがセーラーのショートタイプ萬年筆。光りすぎて撮りにくい金属製のキャップには、花柄の模様があり、4000円也の値札シールも綺麗に残っております。

 セーラー買うなら昔の21金のペン先がついたものを、ということで、オークションなど漁っておりましたら、「呼んだぁ?」というがごとく、古い書棚の引き出しから出てきました。子どもの頃、学校に提出しなければならない書類を親に渡すと、こういった萬年筆で書き入れてくれたものでした。公務員の家庭でしたので当然貧しく、萬年筆はそれこそお宝でありました。
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 今や、公務員になるための学校まであって、公務員になりたがる人がわんさかいます。公務員でない人は公務員を税金泥棒呼ばわりすることも珍しくありません。けれども、私が子どもの頃、公務員はけっこう低く見られていたように思います。

 2人の娘を持つ、斜め向かいのおしゃべりなおばさんは、「娘は絶対に公務員の嫁にはやらない」とことあるごとに言っておりましたが、私が成人する頃には、「誰か公務員でええ人おらへんかなぁ」と顔を見るたび聞いてくるような状態でした。人の気持ちなんて、実に移ろいやすいものです。

 素晴らしいThinkPadを出していても、事業としては不採算であったり、書き味抜群の萬年筆を産み出しながら今ひとつ波に乗れていない感じがしたり。いいモノを作ったから報われるとは限らない、そこがモノづくりの難しいところなのでしょう。

 なぜ今、こういったショートタイプの萬年筆が作られないのでしょう。限定品ながらPILOTのミュー90なんていう例もあるのですから、この形に致命的欠陥があるとは思えません。むしろ、携帯性に優れるなどメリットの方が多いと思うのですが、それが作られないということは、萬年筆はすでに実用品ではなくなっている、ということなのかもしれません。
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2009年6月22日 (月曜日)

ほんまぁ?

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 とってもいい姿勢でお座りして、賢そうな顔でこちらを見つめる「ちち(仮名)」さん。何を見ているんでしょうか。日頃は飼い主の手を噛みまくる駄犬。これほど甘噛み(いや、けっこう痛い)が治らない犬は初めてです。「クマ(仮名)」さんも噛む犬でしたが、これほどではなかったと記憶しております。1日2回ではなく3、4回散歩に行くとおとなしくなりますので、要は運動不足なのでしょう。近くにドッグランができたので、近々連れて行ってやろうと思います。

 話題の「万年筆コレクション」、特典付き定期購読の申込期日が明日に迫って、慌てて申込書を書いてFAX。ここは勝負所ですからトレドで書きました。で、そのあと申し込み関連のページを読んでいたのですが、
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 これ、どうでしょう。書いてあるとおりならボロい話です。隅の方には小さな文字で「定期購読は毎月自動更新」と書かれているので、いったん申し込んだら9号まで買いよるやろ、ということなのでしょうか。このパートワークの目玉ともいうべき収納ケースがそんな序盤に届いていいものなんでしょうか。ケースが埋まるまで買い続けたるでぇ、という気持ちにさせるためでしょうか。

 でも、目の悪い私はどこかにある注意書きを見落としているのかもしれませんね。名古屋でAurora_88さんが指摘されていたシール9枚集めて、っていうのは書店購入者が収納ケースを手に入れるための手段のようです。
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 いずれにせよ、第2号は24日発売なのですぐに答は出ます。さらに半月先には第3号がコンバータと共に届くわけですね。4号、5号あたりで「あぁ、もぅしんどい」という状況になっても、手元にケースとコンバータ、それに数本の万年筆が残ると。

  吉報をお楽しみに、というところですね。創刊号付録の「パリ」に続き、第2号の付録万年筆は「ニューヨーク」、さらに第3号の付録は「フィレンツェ」と、いきなり有名どころを使い切っております。60本すべてに世界の都市名をつけるとなると、「トウキョウ」なんてのも出てきそうです。

 都市名で何をイメージするかは人それぞれですから、「これが何で○○○(都市名)やねん!」という突っ込みがあちこちで出るようになると、このパートワークも水平飛行、というところでしょうから、何とかそこまでがんばって戴きたいものです。

2009年6月21日 (日曜日)

檸檬

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 とても気持ちよさそうな「くま(仮名)」さん。このあと、自分がお気に入りにしているおもちゃが取り上げられてしまうことなど思いも寄らぬ体でまどろんでおります。枕にしているのは、これもお気に入りの象さんのぬいぐるみ。日曜日の昼下がりのショットですが、いつも夜に撮影していると光あふれる昼間の撮影に戸惑ってしまいますね。
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 10年前には出遅れて手に入れることができず、無念の涙をのんだ「檸檬」ですが、今回は本数がたっぷりありますので難なく入手できました。お尻が丸くなっていない黄色い743に過ぎないのですが、寅さんよろしく「それを言っちゃあお終いよ。」であります。例によって「檸檬」が収められた文庫本とのセットでケースに入っての販売です。予約特典ということで、檸檬の文字が型押しされた革製?の黄色いしおりがついてきました。
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 お邪魔しているレモン君、これが「くま(仮名)」さんのお気に入り。噛むとピィピィ鳴くので、暇な時にはこれで遊んでおります。洗面所にレモン石けんがないかと探すも見つけられず、さりとて檸檬を一つだけ買ってきて爆弾に変わってもいけませんので、しばしお借りして参りました。

 この檸檬、初代というか、オリジナルの檸檬に比べると「メタボ」になっていますね。重目のペンが好きなのでむしろ歓迎すべきところ。ペンとしてはPILOTのカスタム743ですから、特に書き味がどうのこうのではなく、安心して使えますよ、ということですね。
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 キャップリングにLEMONの刻印がありますが、やはり、さんざんいわれているペン先の刻印。レモンをかたどったといいますが、三日月かバナナかという、カットされたレモンの形が大半。レモン丸ごとの形の刻印が増えると、やはり変な感じなのでしょう。

 細字が大好きなのですが、最近、中字や太字も好きになってきました。よく言われるように、下手くそな字は細いと見られたものではありませんが、太くなると少々「味」と思って許せてしまいます。
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 PILOTのペンは数が揃っていますので、これはひょっとしたら座敷牢モノかもしれません。そうはいいつつ、何色のインクを入れるのがいいだろう・・・などと考えはじめているあたり、早く使いたくてうずうずしているのかもしれません。


2009年6月20日 (土曜日)

闇もなほ。

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 1000年以上前から、日本人のメンタリティは大きく変わっていないのかもしれません。6月も終盤にさしかかったので、慌てて蛍を見に行ってきました。

 毎年見に行くポイントを敢えて外して、新規開拓をはかったものの見事に敗退。本来でしたら「蛍の多く飛び違ひたる」何とも幽玄な様を写真に収める予定が、「ただ一つ二つなど、ほのかにうち光て行くも、おかし」となってしまいました。時折雨が落ちてくる生憎の天候で、まさしく「雨など降るも。、をかし」というところでありました。
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 例年ですと、車内にまでたくさんの蛍が入り込んでくるわ、気がつかないうちに体のあちこちにくっついているわで大変なのですが、今年は遠巻きに「飛び違ふ」様を見るのがやっとでした。もう2、3日早ければ、というところです。
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 小さくて、光っている、ということで、LAMYのpico。昨年限定販売されたピンク色です。私はボールペンをほとんど使わないのですが、インクがなくなるまで使うのが普通、だという妻のために購入したものです。軸が伸びるギミックは、それ自体に意味のあるものですし、ほぅれ、と人に見せるにはちょうどいいですね。
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 M22リフィルは、書き出しのねっとりした感じがあまりないので、逆に附属のスペーサーを使ってM16のかわりに使うのもよさそうです。サファリのセット販売のボールペンでも文句を言わずに使う妻のことですから、書き出しの重さはさほど気にしないのですが、それでもM22には好感触。小さい方が出来がいいというのもおもしろものです。

 LAMYといえば、ダイアログ3は萬年筆だという話もちらほら聞くようになりました。それも、ちょっと凝ったギミックがありそうです。本当に世に出たら紹介できるように、ダイアログ1、2も探し出しておかなければ・・・・・。


2009年6月19日 (金曜日)

ちぢこまる

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 非常に不思議な体勢で眠る「ちち(仮名)」さん。四肢をケージに預けて、横向きよりやや仰向けかげんの姿勢。ちぢこまった姿が面白いのでケージの周りをぐるぐると回りながら何枚も撮りましたが、まったく起きあがろうとせず、最後に目を開いたときのショットがこれ。彼女にとって一番眠い時間帯だったようです。

 本日は日本語検定試験があり、本校の職員や生徒、数人が受検しました。監督をしながら問題を見ておりましたが、一部の問題にはカルトクイズ的な難しさを感じます。学校には冷房設備のある教室がほとんどありませんので、蒸し暑い中での受検でしたが、受検した人たちの感想は「1時間って短いんですねぇ」というものでした。合否の発表は約1ヶ月後。皆さんが合格していることを祈ります。

 検定試験が終わると、もう日暮れ。そそくさと片付けて定時退勤。大阪市内へ出て、本来なら一昨日に手に入れているはずの萬年筆を受け取り、知人と会食。なかなかに盛り上がって、深夜の帰宅となりました。
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 とてもコンパクトな金色の萬年筆。先日の中部大会でNさんからいただいたモノで、現状はジャンク。大きさ比較のために浸透式の印鑑と並べて置いてみました。実に小さいですが、キャップが深くささっていますので、筆記時には意外に長くなる、その意外性を楽しむためのおもちゃというところでしょう。キャップのフチにはSUPER GOLDと、PAT.512727の刻印。何のパテントなのでしょうか。
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 ゴムサックがあれば、ひょっとして・・・などと思ってしまいますが、不器用な私には無理でしょう。ただ、結局は壊してしまうにせよ、こういうモノをいろいろといじっている内に萬年筆の構造をより深く理解できれば・・・という気持ちもあります。実際、ペン先を外すということを覚えたのは名もない大昔の萬年筆(ジャンク)でした。
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2009年6月18日 (木曜日)

可搬箱型収納什器・壱

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 2つに仕切られたケージのトイレスペースの方に寝ていた「くま(仮名)」さん。ぐぅ~っと伸びをしたかと思うとそのまま頭を突き出して、居住スペースの方に置かれた餌鉢に到達、カリカリと食べ始めました。時間は深夜。彼女にとっては普通の日課ですが、今まで撮影のチャンスに恵まれませんでした。横着きわまりないのですが、後ろ足が可愛らしくてたまりません(親ばか)。
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 木曜日は木工の日、と勝手に決めましたので、勤務が終わってからゴソゴソやっておりました。普通なら職員室に置く棚ですとかそういったものを作るので、周りの皆さんも期待して見ていらっしゃいましたが、自分の萬年筆を収める箱を作ると聞いて「アホくさ」という表情になりました。字を書く手は1本しかないのになぜ・・・という永遠のテーマ、ここでも健在です。

 まずは材料のチェック。必要な部材は揃っております。ずいぶん細長く見えますが、これを横方向に半分に切ったものが完成時の大きさです。長方形の長辺が360ミリ、短辺が260ミリ程度ですので、手に提げて持ったときにペンが立つように収納するとデッドスペースが出来てしまいます。
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 スペースを有効に使うために、手に提げて持ったときにペンが水平になるように収納することにいたしました。まぁ20本ぐらいは入りそうですので、40本収納のケース。うまくやれば60本収納も可能か・・・(夢想)。

 まぁ、こうしてあぁでもないこうでもないと考えているときが一番楽しいのです。腕に覚えがあるならともかく、小学生並みの技術しかないので、実際作り始めてみるとこんなはずではなかった、ということが必ず出てきます。
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 妄想ばかりでは仕方がないので、まずはけがき。ひょっとしてツイてるかな、と思いましたがやっぱりダメ。材料の板は正確な長方形ではありませんでした。この程度なら普段は無視しますが、箱物を作るとなると隙間が出たりして不細工ですので、きちんと直角を出すことにします。

 残念ながら、老眼が進んでいてそのままでは指矩の目盛りが読めません。100円ショップで買ってきためがねが合っていないのか、作業していると涙が出てきます。ようやくけがき終えたら切断。教師になったとき、まっすぐに木を切ることが出来ませんでした。それでは授業が出来ないので、実習前の座学を進めながら夜中まで学校に居残ってノコギリ挽きの練習をしたのも懐かしい思い出です。
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 結局のところ、姿勢や目の位置、ノコギリの持ち方が正しければ、誰にでもまっすぐ切れるものです。でもそれがわかるのはまっすぐに切れるようになってからのこと。自動車の運転やお裁縫などと同じで、まっすぐに進むことが実は一番難しいのです。

 今回は切り代を多めにとってありますので、少しぐらいブレても大丈夫。その分、仕上がり寸法までもって行くのが面倒ですが、正確さが第一と考えて辛抱するしかありません。不器用な人の木工はそれくらいのマージンがないとダメなのです。
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 木取りが終わった材料をとりあえず組み合わせてみました。これに蓋をして、密閉された箱を作るところまでが第1段階です。見ての通りけっこう深さがありますから、2階建てにして収納本数を稼ぐことが出来そうですが、どのように実装すればよいのか、これから考えなくてはいけません。

 密閉された箱が完成すると、それをスライスするように、アタッシェケースの底と蓋の部分に切り分けるのです。あとは蝶番や取っ手を取り付け、内装を作れば完成です。この内装、前述のように最大の難関になりそうです。アイディア、アドバイス大歓迎です。
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2009年6月17日 (水曜日)

名古屋の余韻

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 玄関につながれて不安そうな「ちち(仮名)」さん。ケージの中で暴れまくってトイレを動かした挙げ句、ケージの床に直接やってしまう、ということを毎朝のように繰り返しております。そのたび、こうして身動きできないように玄関のドアノブに括られて掃除が終わるのを待つのです。この状態のときは非常にやかましいのですが、写真を撮りに飼い主が来たのでしばし静かに。写真に固定してしまうと可愛らしい犬になります。
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 先日の中部大会で師匠から譲り受けたM800、なかなかにハマっております。ここ数日は猫の手も借りたいぐらい忙しいのですが、そんなときにはこの固いペン先が活きてきます。いつもならデスクペンで書くような書類でも、このペンで気合いを入れて書くと気分転換にもなっていい感じです。これまでの主力細字系お仕事ペンであったシェーファー・レガシーのルックオブレザー(from 関西の親方)にこのペンが加わったので、2本を使い分けて同じ細字でもしっかりと違う書き味を楽しんでおります。

 どちらも紙にあたった瞬間にコチンといいそうなほど固いペンですが、わずかな抵抗感を感じさせつつ静かに滑っていくシェーファーと、上手なドライヴァーが駆る上等な車に乗せられているかのようなM800。調整された人の個性が出ている感じがします。何の脈絡もなく、今年のペントレでタルガのBニブを関西の親方にお願いしたのは正解だった、と思ってしまいます。
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 両者の軸の重さが違うこともおおいに関係していると思いますが、提出書類の記入欄を埋めていくような用途にレガシー、速めに書く、議事録を録るような場面でM800、というのが今のスタイルです。

 名古屋ではもう一つ、探していたペンに巡り会いまして、かねてからの願いが叶いました。そちらはまた日を改めてご紹介することにして、食卓の上に残っていた名古屋土産をパチリ。外郎とシュークリーム(のようなお菓子)ですが、喜んだ娘が次回はぜひ同シリーズの味噌かつを買ってこいと・・・・・。名古屋の食文化は本当に深いですね。
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 で、気がついたら明日は木曜日。木工ネタでお送りする日です。見事頓挫した可搬箱型収納什器製作プロジェクトは、新たに材料を入手して仕切り直しです。

 少し教材屋さんの手を煩わせてしまいましたが、無事に材料を手に入れました。見本ではなく自費で購入したものですから職権濫用にはあたりません(笑)。

 材料というと聞こえはいいですが、実は工作キット。かつて工作といえば自分で板を買ってきて本立てを作るなんてのが定番でしたが、これは説明書の通りに組んでいけばずっと見栄えの良いものが完成します。今どきの教材がいかに至れり尽くせりのものか、萬年筆収納用の箱をつくりながらご紹介したいと思います。
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2009年6月16日 (火曜日)

ドンナロイヤ

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 飼い主の帰宅を笑顔で迎える「くま(仮名)」さん。彼女にとってはケージのフチがやや高めなので、長い時間立っているのは辛いようで、すぐに降りてしまいます。これは降りはじめた瞬間なのでしっかりブレております。にしても可愛いです。(親ばか)Rimg0026

 無性においしいスパゲティが食べたくなって、その方面に明るい分度器ドットコム・Tさんの紹介で行ったお店が三宮のドンナロイヤさん。おそらくは神戸で最も古いイタリア料理店で、阪神淡路大震災で旧居留地のお店が倒壊、現在の地へ移られたとのこと。

 いろいろと珍しい、おいしそうなパスタがある中、直球勝負で「ス・パ・ゲ・テ・ィ」カルボナーラをお願いして大満足。一口にアルデンテといってもなかなか出会えないものですが、こちらのお店ではバッチリ。ソースも濃厚ですばらしいお味と感じました。私はお料理の味を云々できる舌を持っておりませんが、舌の肥えた人にも評価の高いお店のようです。

 初めてのお店でしたので、妻と2人、それぞれがパスタとお料理一皿ずつお願いして、これは少々やり過ぎ。しっかりとボリュームがありますので、すでに老境に近づいている夫婦には厳しいものがありました・・・が、平らげてしまっております。糖尿病には良くないですね。

 1週間ばんばん働いて週末に充電できるという幸せ、ありがたいことです。今日は4時間ぶっ続けで乗法公式の授業。ガナり続けてさすがにヘロヘロ。昨日のお料理の分ぐらいは消費できたように思います。

 授業が終わってからは、デスクペンでひたすら書類を書いておりました。目の焦点を合わせる機能がヘバっているようで、日が暮れる頃には目がしょぼしょぼ。それでもこんなに書きやすいのだなぁ、と改めて関心。今日はデスクペンを取り上げようと思いつつ持ち帰るのを忘れました。後日、じっくり取り上げてみたいと思っております。
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 帰宅途中にコンビニエンスストアに寄って、偶然の出会いながら今日の変なものを仕入れて参りました。Nerv購買部限定と特記された菓子パンです。ふと、自衛隊限定のペンケースを思い浮かべてしまいました。

 それにしてもこのパン、デカいです。学校給食で供されるような大きさのパンに切れ目を入れてジャムとマーガリンが挟んであります。これも糖尿病持ちには全部食べるのがためらわれますが、話題性だけで購入。パチンコや映画の影響で、この格別にヲタクなアニメにも人々の興味が向いているようです。

 あわれ、萬年筆コレクション創刊号付録のペンが撮影用にパンを起こすための台に使われております。決心して、定期購読を申し込みました。何とかペンケースをもらうまで頑張りたいと思います。

2009年6月15日 (月曜日)

落花生

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 闇の中に怪しく光る目・・・って、ストロボ焚いて犬を撮るとこうなりますね。照明を落とした部屋で珍しく静かに寝ている「ちち(仮名)」さんを撮ったところ、合焦する音に反応して頭を上げたところです。何か怖いですが、それでも緑色に光る目玉が綺麗だなぁ、と。

 何の関連もありませんが、今日は千葉県民の日だそうです。いつもお世話になっている(?)東京ディズニーランドのある県ですので、まぁそれなりにゆかりのある場所ではあります。
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 犬吠埼や九十九里浜へ行ってみたくて千葉県を訪ねたことがあります。銚子はさすがに遠いと感じましたが、海を見て、地球は丸いのだなぁ、ということを実感いたしました。あまり褒められない走り方で駆け抜けましたが、走っても走ってもピーナッツ畑が続き、いつになったら海に出るのだと疲れながらも、途中、御宿に寄りました。

 御宿は童謡「月の沙漠」発祥の地といわれている場所。タイトルは砂漠ではなくて沙漠。作詞者の加藤まさお氏は、寄せては返す波が月の光に照らされている様にインスパイアされてこの詩を作ったのだ・・・ということになっているようです。

 余談ですが、ピーナッツは「落花生」だから地面に潜って成るんだよ、と言ってもなかなか子どもたちが信じないので、実際に栽培したことがあります。普通のマメのように茹でて食べるのもなかなか美味なので一度お試しください。
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 で、先の写真、全体像はこんな感じ。バット形の鉛筆とピーナッツ形の消しゴムという変な組み合わせ。こういうモノが手に入るのは、分度器ドットコムさんがあるおかげです。リアル店舗はさまざまな雑誌で紹介されておりますが、それを見てお店に伺うと仰天必至。とってもコンパクトな空間にぎっしりと変なモノや素晴らしいモノが詰まっております。大阪や神戸から電車で15分ほどですので、ついついお邪魔してしまいます。

 分度器ドットコムさんにまつわる全然関係ないお話(何のこっちゃ?)、明日に続きます。
 

2009年6月14日 (日曜日)

火中の栗拾い

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 また何か変なモノが・・・でもおもちゃでも食べ物でもないみたい。関係なしね。とすまして寝ている「くま(仮名)」さん。今日は「ちち(仮名)」さんが登場してもおかしくないのですが、彼女のケージでこんな撮影は出来ません。ウツボの穴の前で金魚を飼うようなもので、一瞬にして引きずり込まれてしまうことでしょう。

 「万年筆評価の部屋」6月11日付けの投稿にあったものを買ってきました。大阪市内ど真ん中の丸善では取り扱いがなかったので、近隣の旭屋書店なんばCITY店で購入。お店の人に「あのぅ、ディアゴスティーニとか講談社とかの、ばらしてバインダーに綴じる、創刊号だけ安い、おまけのついてる雑誌・・・」と尋ねて、置いてあるコーナーに案内してもらうと、棚には「パートワーク」という表示。大規模な書店であれば、これからは「パートワークで、万年筆コレクションという・・・」と聞けば通じそうです。この言葉を知ったことが今日の最大の収穫かもしれません。
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 萬年筆関係のBlogをやっている人は「アホくさっ」と手を出さないでしょうし、下手をすると買うこと自体非難されてしまうかもしれません。そういうことを敢えてやりたいという天邪鬼。ちゃんとした萬年筆と同じ扱いで写真撮影までいたしました。

 あと、表紙に載っている収納ケースを手に入れること。雑誌の栄枯盛衰は予想がつきませんから、実現するかどうかも不明ですが、実物を見てこんなに安っぽいとか意外に良くできているとか突っつくのが面白そうなので・・・・・。仮に実現したとしても、それを報告するのは今から半年後になります。それまで当Blogがもつのか?ということの方が心配だったりします。

 嵌合式のキャップはとても固く、手にしたほとんどの人が抜こうとしてはやめて回しにかかります。胴軸が弛むのを見て再び力を入れて抜き、「かったぁ~」と感想を述べるのです。実際、開け閉めをするとものすごい音がしますので、繰り返している内に白い樹脂製のインナーキャップが破損するのではないか・・・などと心配になります。
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 定評ある普及品のコピーものということで、すでにしてあまり高くない評価が下されている付録萬年筆のペン先ですが、私の手元にあるものはまずまずです。けっこうまともな形の球がついておりますし、奇跡なのかどうか、切り割りもまぁまぁ普通で左右均等、背開き腹開きも私にはわからないほど。でもまぁ、これにインク入れて書いたら負けでしょう、ってことで、見ただけで再び箱の中です。

 そういえば今日、六甲アイランドで不思議な萬年筆を見ました。パーカー75俺専用、というモデルだそうで、とっても小さなアイロンのような形に研ぎ出された、筆記角度の揺らぎを一切許さないという、実に硬派なペン先でした。長刀研ぎみたいないい名前が浮かびませんでしたので、見たまんま「幻のコテ研ぎ」と命名しました。次世代に伝えるには辛いかもしれませんが、自分が使いやすいように研いでみよう、というチャレンジ精神には感服いたしました。

2009年6月13日 (土曜日)

中部大会にお邪魔

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 寝ている「くま(仮名)」さんの表情が「また増えたのぉ~」と言いたげに見えるのなぜでしょうか。確かに本日、名古屋で開催されたWAGNERの中部地区大会にお邪魔しましたが、目的はあくまで146テレスコープを点検していただくためでありました。

 お昼前に会場に到着して、まずは腹ごしらえ。名古屋においしいモノは数々ありますけれど、ここはひつまぶし一択ということで、錦通りの多門亭さんへ。
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 いえ、けっして手を抜いたとかそういうことではなくて、うまいうまいと食べ終わって写真撮影していないことに気づいて呆然。きれいにたいらげられた後の器を撮っても仕方がないので、お店を出たところでパチリ。どこから入ればよいのか一瞬戸惑ってしまうほど、見事な蔦に覆われたお店でありました。多門亭さん

 会場に戻った師匠に診ていただいたところ、まず大丈夫でしょう、とのことでしたが、インクが後ろに回っている可能性ありということでコルクを交換していただくことになりました。

 外れません。とても固くて外れません。そこで、このために?持ってきていただいたというヒートガンの登場。温度計で計測しつつ、外れる程度に温めて中を見ると、やはりコルクは少々お疲れのご様子。交換していただくことになりました。
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 ヘアサロンで使われる大きめのドライヤーみたいなモノですが、強烈な熱風を吹き出します。解体されたテレスコープを洗浄、軸内部もきれいにしてもらって、新しいコルクを取り付けて「ハマるように削る」のですが、刃物で削るのではなく、サンドペーパーで磨くように削る、きわめて微妙な作業でした。

 軸内に収まる大きさになったらイボタロウの含浸。ヒートガンで溶かそうとしたところイボタロウの粉末が飛散!おかげで、人前ではあまりやりたくない(師匠談)という秘技を見せていただくことが出来ました。けっして、この写真を単体で人に見せないようにお願いします(笑)。
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 そんなこんなで見事健康体に戻った146。ごめんなさい、これからはけっして干上がらせませんから・・・と師匠やペンに誓いつつ、感謝の念とともに受け取り。温められた軸は膨張気味で、その後しばらくキャップが開けられない状態でしたが、この痩せたキャップについても考えていく必要があるでしょう。古いモノには手がかかります。安かったからといって安易に手を出してはいけませんね。
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 会場に持ち込まれた巨大萬年筆模型。夢待ち人さんなど、本日の大会に参加された他の方からも報告が上がっておりますが、素材は栃の木で、首軸の部分は黒檀、ペン先は竹だったかな・・・・・あまりの大きさに素材とか加工とかはどうでも良くなっておりますが、とにかくすばらしい出来映えでした。

 これほどのものが「書けない」ことを残念がっている方もあり、具体的にインクを入れられるようにする方法なども話し合われておりました。まさしく萬年筆研究会ですね。実際、握ってみると書けそうです。インクを入れるなら内部が空洞になるのでしょうが、その分とんでもない量のインクを入れることになりますので、相当に重くなりそうです。
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 で、閉会後は恒例の二次会。味噌フォンデュという、想像できるけれど味は???なお料理をいただきましたが、これが大変に美味。名古屋のお味噌はすごい、と再認識いたしました。さらには「誰が思いついたのか?」を調べるだけでテレビ番組が1本出来そうな地ビールの数々。大満足のうちにういろうとエビふりゃあシュークリームをお土産に帰ってまいりました。

 7月から8月にかけて、松本、福岡、仙台そして因縁の?岡山と地方大会が続きます。皆さんもいかがでしょうか。とってもためになりますので、ふるってご参加ください。
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2009年6月12日 (金曜日)

七三分け

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 散髪を終えてすっきり気持ちよく帰宅した飼い主に大合唱の2頭。代わりばんこに撫でてもらい、ひとつまみのおやつをもらうと嘘のように静かになって寝てしまった「くま(仮名)」さんです。「ちち(仮名)」さんがどちらかといえば遊んでもらいたくて騒いでいるのに対して「くま(仮名)」さんは完全におやつ狙いです。甘えて鳴く声を文字にしますと「にゃんにゃん」が一番近い感じでしょうか。

 2日続けて萬年筆でないモノの紹介が続きましたが、おかげで明日はロシア製萬年筆なんてモノが見られるかもしれません。対抗して?というわけではないのですが、本日の1本は台湾製萬年筆であります。
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 グリーン軸のデスクペン。販売元はセーラーです。普及品のデスクペンというと、萬年筆趣味界では最も魅力のないものかもしれません。でも、誰一人見向きもしないようなこの手のペン、意外と書き味の良いモノが多いのです。

 乳白色のキャップは嵌合式。しめますと「パチン」と音を立てて止まります。普段使っているPILOTのものはスルッとかぶせるだけのキャップですので、こういった嵌合式のものは新鮮です。このグリーンの他にオレンジ色の軸のモノも見たことがありますが、それ以外の色もあったのでしょうか。
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 日常業務に使用されているこうしたデスクペンは、昔ながらの「書いて慣らす」を地でいくようなもので、使い込んだモノのペン先をルーペで見ると思わず声を上げてしまうようなモノも少なくありません。ペリカン堂さんはじめ、業務でデスクペンをお使いの方もあるでしょうから、一度どこかでデスクペン大集合なんて実現したら面白いのではないでしょうか。

 この個体、使う前から不安感を煽ってくれます。ペン先根本のMADE IN TAIWANはともかく、ハート穴からペン先に至るあたりの出来映えは、あまり期待しない方が良さそうな感じです。先端の球もしっかり七三分けになっております。インクを入れて試してみようかとも思うのですが、イマ使っているデスクペンの調子があまりにも良いので、今しばらくこのまま保管ということになりそうです。
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2009年6月11日 (木曜日)

木曜ですが・・・

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 私は眠いのよ・・・というのも面倒、という感じの「ちち(仮名)」さん。換毛期なのでよく食べてよく寝ます。このあと、シャッター音で目が覚めてお腹がすいているのを思い出し、ガシガシとケージをかじっておりました。見た目は大人、中身はパピーな生後10ヶ月の柴犬です。

 今日は木曜日、予定では 可搬箱形収納什器の製作記事を載せるところでしたが、一昨日に既報の通り「箱」が使えないことが判明したため、新たな「箱」(の材料)を調達するに至り、現在輸送中です。中身を取り出されて切り刻まれる運命であった謄写版のガワは、中身ごと篤志家のもとへもらわれて行き、第2の人生を歩み始めたところと聞いております。
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 仕方がないので本日は木製品のご紹介です。写真はマトリョーシカの胴体部分のアップ。文字の部分、英語表記ではUSSRですね。旧ソ連の歴代最高指導者をかたどったマトリョーシカ、一番外側の大きいのがゴルビーことゴルバチョフ氏なのです。

 中へ行くほど時代をさかのぼるのですが、アンドロポフさんとチェルネンコさんは残念ながらとばされておりまして、2番目は我々にもなじみ深いブレジネフ氏。その次は当然フルシチョフ、スターリン両氏が続いて、最後は偉大なるレーニン同志であります。
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 これもまた変なモノで、しかも東欧製。それを聞いた娘が「えっ? わざわざ買いに行って来たん?」と聞くので、「い~や、お腹がすくからこの国には行ってない。」と答えたところ、すかさず息子が「はいはい、ハンガ(グ)リーね。」と突っ込みます。以前であれば「えっ、なんでハンガリー行ったらお腹すくのん?」と尋ねていたであろう娘も、最近はさすがに慣れたのでしょう、兄とともにあきれております。

 同僚がハンガリーで買ってきたこのマトリョーシカ、個人的には最後の写真を撮ってみたかったのです。旧ソ連の歴代指導者の髪型を拝見しますと、1代おきに○○ていることがよくわかる、歴史のお勉強に最適なお人形なのでした。
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2009年6月10日 (水曜日)

肥大化

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 飼い主の膝元に座り込み、近くにあった軍手の束を噛んで遊ぶ「くま(仮名)」さん。ケージから出ると一目散に走ってきて、座椅子に座っている飼い主の両足の間にどてっと座り込むのが常ですが、最近、その「どてっ」の瞬間に重厚感を感じるようになってきました。やはり気のせいではなく、「ちち(仮名)」さんの存在にも慣れ、思うようにご飯を食べられるようになったことで太ってきているのです。

 このところ老眼が進んで、携帯電話の画面が読み取れないので困っておりました。めがねをかければいいのですが、私のような粗忽者がめがねを持ち歩きますと、置き忘れや破壊?などで何本あっても足りない状況になるのは目に見えておりますので、今のところめがねは細かな文字と向き合うときだけ。ネット閲覧やテレビ視聴、自動車の運転などもすべて裸眼です。
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 2代前までの携帯電話たち。変なもの好きなので、携帯電話も変なものが多いのです。080ではじまる10桁の番号が使われはじめた頃に持った最初の携帯電話が富士通製で、次が三菱製。いずれも当時としては珍しい(全部で4機種ほどしかなかったですが)フリップカバーがついた機種でした。

 呼び出し音に「和音」が導入!という初もので富士通製の携帯に。ワルキューレの騎行を着信音に設定しておいたら、転勤先の職場への赴任初日、会議中に着信してしまい、そんな音の出る携帯があるはずがない、それは何のおもちゃなのだっ!と年配の教師連中にマジギレされたのも懐かしい思い出です。

 で、呼び出し音にメロディ、っていうのが普通になると、携帯からケータイへと世の中が変化してきました。携帯電話を安く買えるようになったのはいいのですが、欲しいものが見つからなくなったのも事実です。しばらく暗黒時代が続いた後、ソニーエリクソンのプレミニ登場で大盛り上がり。小さいもの×変なもの、好きなものがひとつになったこの携帯電話は、通話しかしない私にとって大ヒット商品でした。
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 さすがにムーバではしんどい状態になったところで待ちに待ったモトローラが登場。私にとって初のFOMA機。でもQRコードも読めないし、写真はとりあえず写るというレベルですし、相変わらず通話専用です。一癖も二癖もある携帯電話を使っていると代替えが難しいのですが、モトローラもへばってきたし・・・というところで、3代続けての発売当日導入となったF09A。再び、富士通製に戻ってきました。理由は画面が大きいから。目が辛くてやむを得なかったのです。

 それにしても、最近の携帯電話には何でもついているのですね。シンプルな携帯電話で5,6年過ごしましたので、こういう多機能なものは使いこなせません。カーナビと連動してハンズフリー通話をするのにBluetoothが必要だったというだけでこの機種になりましたが、さて、壊れるまでにすべての機能を一度ずつでも使うことがあるのでしょうか・・・・・。

2009年6月 9日 (火曜日)

油断!

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 外で飼っていれば絶対にこんな寝方はしないものなのでしょう。部屋の中は照明が落とされている状態。油断して寝ているところをパチリ。「ちち(仮名)」さんも女の子ですから、こんな姿をさらすのはアレなのですが・・・。

 さぁて木曜日も近づいたことだし、と例の謄写版をお掃除すべく、まずは中身を取り出す作業から。メインとなる謄写版の部分、簡単に取り外せるというか、枠の中にポンと置いてあるだけです。インクにまみれたローラーとインク塗布用のヘラを取り出して、さていよいよ、インクを乗せるトレーを取り外します。

 絵の具をパレットに出すがごとく、チューブ入りのインクをここに出し、ヘラでのばしたらローラーを数回往復。そのローラーをスクリーンの上で転がす、というものですが、このインクべったりのトレーが外れません! 何と、外側の箱に接着されているのです。いろいろやってみましたが、なかなかしっかりと貼り付けられており、無理に取ろうとすると肝心のガワが破壊されますので断念。印刷機をもらってやろうという奇特な方のもとへ一式お送りすることにいたしました。
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 で、何でここに146、それも意味もなく紙箱入りでの登場なのか。これがお恥ずかしい限りの涙、涙の物語なのです。それこそ堺屋太一さんの小説のごとく、このペンで油断インク断してしまったのです。普通のペンではありませんから気を遣っていたつもりでしたが、インク窓から見える景色に「騙され」て、まだ大丈夫と呑気に構えていたのです。で、仕事も一段落したので・・・と握ってみるとインクが来ない。もうアニメちびまる子ちゃんさながら、顔にサァーっと斜線が入りました。

 きっとそのとき、私の頭上にはミイラになったコルクが浮かんでいたことでしょう。震える手で洗浄。いけません、インクがなくなっております。さらに悪いことに、尾軸を回している右手にインクが・・・・・。頭上には完全に天使の輪。ご愁傷様、という状態です。

 で、インクの色が出なくなるまで何度も水を出し入れして、とりあえず吸入は出来る状態であることを確認。けれども、尾軸を持つ指を汚したインクはどこから来たのか、もしや・・・と不安はつきませんので、水が漏れてきたらわかるようにと紙箱に入れて一昼夜。濡れも汚れもしていない紙箱を見て一安心、というところなのです。
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 油断してはいけません。テレスコープでインク切れしたり乾燥させたりはもっといけません。WAGNER会員のつとめとして、次世代に伝えていかなければならないのですから。この一件で、「まさか行くわけないでしょう」と笑っていた中部大会、点検していただくためにも参加決定となりました。どうぞよろしくお願いします。

2009年6月 8日 (月曜日)

イタリアン

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 いつものように寝ながらご飯を食べている「くま(仮名)」さん。小さい頃はこんな習慣なかったはずなのですが、いつ頃からお行儀が悪くなったものか・・・。朝のお散歩のあとで餌鉢満タン。それにほとんど手をつけずにお昼頃にむしゃむしゃ。仕上げは日付が変わる手前あたりで完食、というのがいつものパターン。お昼ご飯でさえ2時間はかけるというイタリア人も真っ青の長いお食事であります。
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 さて、昨日は朝からお仕事をして、昼から西宮市夙川にあるアルテ・シンポジオさんへ。いつ行ってもお店の外観写真を撮り忘れるので参ります・・・が、今回はお店のオーナーがイタリアで買ってきたというドア・ノッカーを撮ってきました。こちらのページにあるものとほぼ同じかと思われますが、袖口の部分が何かの顔のようにも見えて何とも変なところがよろしいですね。
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 いつものようにおいしく楽しくランチをいただいたら、お店から徒歩1分の分度器ドットコムさんへ。こちらはイタリアンではありませんが、なぜか文房具屋さんで甘いもの談義に花を咲かせてから元町pen and message.へ。

 家を出る直前に届いた萬年筆を調整してもらうのが目的です。見てもらおうというペン先のアップが左の写真。これだけ見ると、おおっ、ダヴィンチいきよったかぁ、ってな声が出そうですが、そんな高価なものには手が出ません。数千円で入手した、今や廃番となっている萬年筆です。

 何といってもこのペン先。ダヴィンチに使われたのと同じ形ですが、世に出たのはこちらが先、1986年発売です。「現在は」インクフローも抜群で、ガチガチに固いニブながらとてもすばらしい書き味です。このあと訪ねた鞄屋さんの店主曰く、K女史がいたら握力勝負になっていたであろう、というほどのすばらしさです。

 ペン全体のデザインはジウジアーロ率いるイタルデザインによるもの。ドリア式円柱を思わせる軸は金属製でしっかりと重く、外したキャップは尻軸にパチンとはめられます。そうまでしているのに、閉めている状態でキャップがユルユルと廻り、むしろ尻軸に挿ささっているときの方がしっかりしているところが「イタリアン」です。
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 ペン先をルーペで見ると、球もきれいな形で切り割りも左右均等、段差もないので調整不要かと思われましたが、なぜかインクが出ません。それを何とかしてもらって書くことA5版1枚、すばらしい書き味に有頂天になっていたら、パタッとインクが止まりました。

 「イタリア人のことやし、空気穴(溝)掘るの忘れたんちゃうか?」などと冗談を飛ばしつつ、再度ペン先を外して診てもらうと、「案の定」溝が途中でせき止められております。アートナイフで「堰」を削り取ってもらうと、前にも増して快調な書き心地。イタリアン恐るべしであります。

 もともと固いのに「えくぼ」まであって、おまけにちゃんとお辞儀しておりますから、しなるという言葉とは無縁なペン先。ペン芯がしっかりしていなければ絶対にインクが来そうにもないというのは素人の私でもわかります。
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 どうもありがとう、とこのペンを持って六甲アイランドへ。イタリアンな鞄屋さんの店主に見せびらかしてうらやましがらせて、奥様から韓国旅行のお土産までいただいて一瞬コリアンなひととき。でも最後はイタリア旅行行くぞっ!っていう決意表明を聞いてお店をあとにしたのでした。

 それにしても、イタリアン、良いです。うまく機能するまで大変だけれどハマれば最高、っていうのは、これクルマにも共通するイタリアものの特徴なのでしょうね。シルエットがきれいなのだからポケットにものを入れられなくても文句言うな、っていうスーツもありますし、イタリアンはホントすごいです。とても私にはついて行けない世界だぁとつぶやくと、傍らで妻がフンと笑ったのでした。
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2009年6月 7日 (日曜日)

柄の好み

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 じっと見つめる「ちち(仮名)」さん。某携帯電話会社のCMに出てくるお父さんとは関係なく、体毛が全体として乳白色なのでこの仮名になっております。また、体毛の色からある食品を連想したので、本名はそちらを採用しております。ネット上で個人(犬)情報を公開することは危険ですので、本名を知りたい方(いるんでしょうか?)はWAGNERに入りましょう。

 今日はとってもイタリアンな日で、終盤でコリアンな感じになりつつもイタリアン死守、それにもかかわらず最後はインディアンだったというむちゃくちゃな終わり方でした。その詳細は明日以降に紹介するとして、今日は日本的な萬年筆のお話。
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 とても「和」を感じさせるいつもの萬年筆店で、PILOTのシルバーンを購入しようとしている方に出会いました。格子とつむぎ、2種類の柄の在庫を手にとって、ペン先の太さをどうしようかと考えられているところでした。一連の会話の中で、その場にいた人たちの評価が一様に低かったのが「松竹梅」でありました。

 京都駅前の文明商社で手に入れて以来、銀軸特有の「くすみ」を進行させるべく、あまり手に取らずに熟成させているのがこの「松竹梅」なのです。当Blogにも何度か登場させております。「和」の定番ともいえる柄ですし、模様の部分と無地で残っている部分のバランスもなかなかいいのではないかと思っております。

 この松竹梅や、かつての龍や鶴、冬木立などは、模様のある部分とない部分、その境目が曖昧なのです。柄はここまで、という線がはっきり出ないからというだけのことですが、それが好ましく感じられるのです。石畳は多少マシですが、格子やつむぎですとはっきりと「柄はここまで」という境界線が出てしまいます。好みの問題ですが、私は曖昧な人間なので曖昧な方を良しと感じます。
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 そういえば、徳島のアローインターナショナルには龍のシルバーンがあったような気がしますが、値段を見て意識が薄れました。そのまま朦朧となって「これください」なんていう人もいるようですが、踏みとどまった自分をほめてやりたいと思います。

 龍や鶴などの柄のシルバーンが何かの間違いで安く出品されていないかな・・・などとオークションサイトを探し回っておりますが、そのあたりの運はトレドで使い果たしたようで、なかなか巡り会いません。でもそれが自分にとってもペンにとっても幸せなのかもしれません。がんがん使う人に持って欲しいペン、それがこのシルバーンシリーズだと思っております。
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 本日はとってもイタリアンな日でしたが、松竹梅があまり評価されていないのを目の当たりにして私の中の天の邪鬼が暴れ出したため、予定を変更して和なお話をさせていただきました。でも、そうは言ってもシルバーン買うなら「つむぎ」がいいと思いますが・・・。


2009年6月 6日 (土曜日)

凄み

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 いい顔してますでしょう。部屋の中をうろついていて立ち止まった一瞬をおさえたショット。家の中でまん丸い目をしてぽわぁ~んとしている時とは別人(犬)のような表情の「くま(仮名)」さん。家の前をネコなんぞが通っている時も同じ表情で吠えております。

 お散歩ですれ違う人はみな、「男の子ですか」「凛々しいね」などと声をかけてくださるという話が現実的に思えてきます。肉食獣なんだぞ、という凄みが出ておりますね。

 柔らかい萬年筆がいい、良くしなるペン先がいい、と言いながらも、実のところそのようなペンを持ってもうまく扱えないのが辛いところです。やはり小さい頃からお習字を習ったりしておくべきでした。少なくとも、小学校の宿題「漢字の練習」だけでもしっかりやっておくべきだったのでしょう。

 「右という漢字を20回書いてきなさい。」と言われて、まずは左払いを20個。次いで水平線を20個。最後に口を20個と、トヨタ自動車顔負けの効率的?なことをやっていたバチが当たったのでしょうか・・・。
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 良くしなる筆のような書き心地、ということで手に入れたPILOTエラボー。何の変哲もない、安っぽい(失礼)萬年筆です。手に持ってみて、私には軽すぎると感じました。

 あんたはセーラーかっ!というふざけた名前は、Elaborate(複雑な、凝った、入念な)から来ているという後付けっぽい理由もあるようです。事実海外向けはFalconというネーミング。まさしく猛禽類を彷彿とさせるペン先です。
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 この個体は嵌合式のキャップと漆塗りのペン芯をもつ初期型。番号もばっちり入っております。ペン先は細字ですので、レモン社に行くたび、現行でもいいのでBあたりを試してみたいなぁと思いつつ、結局は軸が軽いし・・・と見送ることを繰り返しております。

 ペン先を上から見て、グワッと段差がついているところ、変なもの好きにはたまらない部分ですね。実際、このペンのしなり具合、細字のこの個体ではけっこう筆圧をかけないと実感できません。低筆圧でさらさら書く限りにおいては、ただの硬いペンです。ペン先に付着したインクが乾き気味なところが、このペンへの持ち主の愛情の薄さを物語っております。
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 現在はコンバータCON-50を装着して使っております。棚吊りで有名なこのコンバータ、例によってプラチナのカートリッヂから取り出したステンレス球を入れておりますので、筆記時には軽くてうすい胴軸の中からカランコロンと音が聞こえてきます。ものによっては気にならないのですが、このペンの場合はものすごく良く聞こえて気になります。

 いずれ訪れる悲しい瞬間、ペン芯に塗られた漆の皮膜がはげ落ちるその時は、意外に近いのかもしれません。撮影していて、ぽつぽつと点があるのを見つけてしまいました。いずれはここが大きく破れて、剥くまでもなく勝手に皮膜が落ちていくのでしょう。インクを抜いて保管しておこうかな、とも思ったのですが、洗うと悲しいことになりそうですので悩むところです。
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2009年6月 5日 (金曜日)

感情労働者

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 ウィンク? ではなくて、ケージの隙間から必死で前脚を出しているので表情がゆがんでしまっている「ちち(仮名)」さんです。目の前にある飼い主の手をGETしようと一生懸命、手が届かないのなら舌でも、というところなのです。

 今日はDocomoが大失態をさらしておりました。例によってDocomoの中の人は屁とも思ってないでしょうが、ドコモショップ店頭で働く方々にとっては受難の1日であったことと思います。感情にまかせてひたすら暴言を吐きまくるお客さんに反論もできず、人格までも否定されるようなことをいわれてもじっと耐える、そういう仕事に就いている「感情労働者」といわれる人たちが増えてきているようです。

 感情労働者の皆さんが、辛い仕事を終えて街に出て、次の感情労働者を産み出すことも少なくないようです。スーパーでレジ打ちをしていて客に理不尽なことを言われた人が、自分が客になった場面でお店の人に無茶苦茶言う、といった情けない連鎖。感情をため込んでいたらおかしくなってしまいますから発散することも必要ですが、その方法や対象については誰もが考えなくてはいけませんね。かくいう私も感情労働者の一人ですので、お店の客になるときには気をつけているつもりですが・・・・・。
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 今日は、朝一番からDocomoショップに並んでいたけれどサーバエラーで意中の携帯が予約できなかった・・・かもしれない、っていう人が相当数いらっしゃるようです。これが土曜日曜だったらもっとひどいことになっていたかもしれませんね。すでにオークションではとんでもない値段で落札までされております。

 実は私もこの騒動に巻き込まれて少々疲れましたので、今日は軽めに、目の前に転がっていた1本を。久しぶりの「金曜日には金色のペン」です。

 例によって詳細不明。胴軸のステッカーが綺麗に残っていて、パワーという商標?と、500円という価格表示。この手のペンに良くある、申し訳程度のゴムサックをつまんでインクを吸入する方式です。古いものに見え、なおかつきれいですので、さすがにインクを入れる気にならず、未使用のままです。

 ペン先にはJISマークが入っておりますが、これ一体、どこの何というペンでしょうか。ご存じの方がありましたらご教示ください。
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2009年6月 4日 (木曜日)

可搬箱型収納什器・零

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 うらやましくなるほど気持ちよさそうに眠る「くま(仮名)」さん。これを撮影している飼い主に向かって「ちち(仮名)」さんが激しく吠えておりますが、「くま(仮名)」さんは知らん顔です。「ちち(仮名)」が我が家に来た頃は、「くま(仮名)」さんの心理状態も不安定だったようで、餌をあまり食べず、適正体重にまで痩せました。思わぬ効果と喜んでおりましたが、いつしか慣れてしまい、普通に食べるようになって再び「太ましく」なってまいりました。
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 印刷室の片隅で、かつてのスター選手を見つけました。どれくらいの時間、黙ってホコリを被っていたのでしょうか。その当時は便利だともてはやされたであろうポータブル謄写版(とうしゃばん)です。一般的にはガリ版という方が通りがよいでしょう。非常にプリミティブな孔版印刷の道具です。

 頑丈な木枠にはめこまれた鉄製の「やすり」の上に蝋原紙を置いて、鉄筆でカリカリと文字を書いていく。父も同業でしたので、幼い頃から見慣れた光景でした。書き損じたところを修正するために塗る液体の刺激臭が今もよみがえってくるほどです。

 私が高校生から大学生だった頃にはボールペン原紙という簡便なものも普及しておりましたが、シャープな印刷結果を得るためにとあえてボールペン原紙に鉄筆で製版しておりました。原紙の繊維に鉄筆が引っかかるのをうまく捌きながら書いていく、それが「通」っぽくて自己満足していたものです。
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 できあがった原紙をスクリーンに張り、紙の上におろして上からローラーでインクを塗り込む。プリントごっこの親分みたいなものですね。そういえばプリントごっこも廃番になってしまったと聞きました。原紙の切り方からインクの塗り込み方まで、それぞれの段階でさまざまな技やコツがあって、うまくまとまるとうっとりするような印刷物ができあがるのです。実際、孔版印刷部なんていうクラブ活動もあったほどです。

 この謄写版でB5版の印刷が出来ます。修学旅行に持って行って現地で学級通信を作って配る、なんていうすごい先生もいたと聞きます。モバイルだとかユビキタスだとかいう言葉すらなかった時代でも、リアルタイム、旬を大切にしてこういうものを活用していた先人達のすごさに敬服、であります。R0012061_2

 で、捨てられる運命にあったこの謄写版、肝心の中身を取り外して、ガワだけ活用しようと拾って参りました。あえて拾ったままの汚い姿を写真に収めたあと、ぞうきんでこすって持つ手が汚れない程度にきれいにしました。ぺらぺらの材料で作られてはいますが、コーナー部分の造りなど、最近のものより手間をかけてあります。

 これをこのまま捨ててしまうのは惜しいので、萬年筆ケースに仕立ててみよう、というわけです。これから毎週木曜日に進捗状況を報告していく予定です。しかしながら全日本三日坊主協会専務理事でもある私のことですから、途中で挫折して放り出してしまう可能性も少なくありません。あらかじめお含み置きください。
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 特徴的なパーティションライン。蓋を閉めているときは直方体ですが、身と蓋、それぞれの部分はスラントした形状です。この構造が、萬年筆ケースとして使うには問題になるかもしれません。

 さらに、こいつは使用時には蓋の部分を完全に取り外せるようになっています。したがって、キャッチだけになっているヒンジもはめ殺しのものに取り替える必要がありますし、ケースの口金の部分も非常に頼りない金具ですので、持ち手ともども取り替える必要があるでしょう。
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2009年6月 3日 (水曜日)

ん?何か変

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 「ちち(仮名)」さんが入っているのは「くま(仮名)」さんのケージ。両者ともにケージから出してやったところ、こんな風になってしまいました。育ち盛り、食べ盛りの「ちち(仮名)」さんは「くま(仮名)」さんが食べ残してある餌に着目、一目散にケージに駆け込んで食べているうち、じっと見つめる気配に気づいたのでしょう。顔を上げると、餌の本来の持ち主が見つめていた、というところです。

 飼い主は今日も早めに帰宅して、余裕の夜を過ごしておりました。さてBlogの更新でもしようかとネタになるものを探し始めたところで、あぁここが汚い、あそこにホコリが・・・と気になり始めて、お片付けモード突入。たとえば机の上にものが散らかっている、となると、それを全部おろしてから整理しはじめる、という非効率的な手法ですので、片付けに熱中していて気がついたら深夜・・・ということもしばしばです。やはり日頃からの整理整頓が大切ですが、それが出来るぐらいならもう少しマシな人生を送っていることでしょう(苦笑)。
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 お片付けの最中にロットリングのロゴが入った箱を発見。開けて見ると万年筆が入っておりました。すでに廃番となっている学童用萬年筆、PRIMUS(プライマス)です。黄色く見える胴軸の部分は木製。全体としてバットを思い起こさせる造形です。けっこう太めのペンで、持ってみるとしっくりと手になじみます。

 ペン先はもちろんスティール製ですが、ロットリングの例に漏れずなめらかな書き味。こうした学童用の万年筆を知ってしまうと、高級な萬年筆の存在に疑問を感じてしまう瞬間があります。ましてやヴィンテージなんてとんでもない・・・となるわけですが、そうした実用性だけではないところが萬年筆の面白いところです。
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 首軸は、貨物船を真横から見たような形にえぐれた、ロットリングによく見られる形。形だけ見ると違和感がありますが、握ってみるとこのえぐられた部分がとても役に立っていることに気づかされます。

 で、こんなことを書いている間、お片付けの方は中断しておりますので、周囲を見渡すと小物が散乱しております。これをしっかりと収納・管理しておかないと、いわゆる「死蔵」ということになります。木の実を埋めて忘れてしまうリスみたいな私です。
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 色気も何もないペン先。ガチガチに固くて相当な筆圧にも耐えられそうです。次男は、小学校に入学した頃、鉛筆を握る指先が紫色になるほど力を入れて字を書いておりました。鉛筆を持つ手が力の入れすぎでブルブル震えているのが傍目にもよくわかるほどでした。それが萬年筆でいたずら書きをするようになってから、劇的に筆圧が下がってきたように思います。もちろん、全般的に「書く」ことに慣れてきたという要素もありましょうが、父親である私も相当な高筆圧だったものが今やかなりの低筆圧。いいペンで書くと筆圧が下がるようです。

 最後に長さを測ろうと定規を探したら、ありました・・・ロットリングのロゴが入った定規。ありふれたものですが、ピックアップスケールという名前がついております。定規の端っこがめくれたようになっていて、そこに指をかけると机の上から持ち上げやすい、ということのようです。
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2009年6月 2日 (火曜日)

とこなめ

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 昨夜、飼い主が床につく前に撮った1枚。ストロボを焚かれても知らん顔で寝ている「ちち(仮名)」さんです。ご覧のように後ろ脚をケージから突き出しておりますが、こうやって寝るのが彼女のお気に入りスタイルのようで、いつもこんなふううにどちらかの脚を突き出しております。

 土曜日の午後、神戸元町のpen and message.にお邪魔しましたら、真面目な顔のK女史から「松本行かれました?」とのおたずね。鞄職人の松本さんを訪ねてはおりましたが、ご質問の真意は「長野県の松本に行ってたのか?」ということ。クラフトフェアまつもとに出展されている工房 楔の永田さんから、pen and message.のお客さんが来てるよぉ、と聞いて私ではないかと思われたとのこと。Imo01

 なぜか人様から神出鬼没とかクローンが数体あるとか言われている私ですが、さすがにそれはありません。もし松本に行っていたのなら、万年筆の山田さんにも寄ってしまっているはずですし・・・・・。で、そんなお馬鹿な話の中で出てきた地名「常滑」が妙に記憶に残ったのでした。

 10年以上前の家族旅行、とにかく名鉄に乗りまくろうという中で常滑にも行ったのでした。終点の常滑駅、線路が終わったその先に改札口と駅前広場があって、すぐ道路になっていたような記憶があります。とても暑い日で、ふぅふぅ言いながら駅にいちばん近い陶器店に入って涼みがてら夫婦湯呑みを買ったことを覚えております。

 そういえばこのときは、ずっと実物を見たいと思っていた名鉄3400系「流線」にも出会うことが出来たのでした。イモムシと呼ぶ人がほとんどの同系列ですが、私はイモムシが大嫌いですのであえて「流線」とマニアックに呼んでおります。

 さて、明けて日曜日、かねてから行きたいと思っておりました「だまし絵」の展覧会を見に名古屋へ出かけました。お昼過ぎに名古屋市美術館に着きますと長蛇の列。今から並んでも5時までに入館できないと思います、というありがたいアドバイスをいただいて呆然。せっかく次男を連れてきてそのままでは帰れませんので、とっさに「セントレア見に行こう!」と無責任なことを言ってしまっておりました。

 セントレア、名鉄に乗るといけるらしい、ということぐらいしか知らないまま、看板列車ミュースカイに乗りましたら、セントレア到着間際に通過したのが「常滑」。

 そうか、あの寂しい線路の先に空港が出来たのか・・・とこのとき初めて知りました。通過しながら見た常滑駅は、以前とはうって変わって立派な高架駅になっておりました。聞けば、運転を休止して代行バスを走らせながら高架化工事をしたとか・・・・・。利用者の皆さんも大変だったことでしょう。

 と、いうことで、自分という人間はあり得ないときにあり得ない場所に出没してしまうのだなぁ、と自覚した週末でありました。
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2009年6月 1日 (月曜日)

トレドの日・6月

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 食後の「くま(仮名)」さん。顔こそ斜めになっておりますが、まっすぐこちらを見つめております。この体勢でしばらくこちらを観察した後、遊んでくれそうだと思えば起きあがってきますし、これは目がないと思えばそのまま寝てしまいます。

 さて今日は1日、トレドの日です。4本のヘミングウェイのパロディ?で元日にトレド丑を作ってから早6回目です。6月は小の月ですから普通の700トレドですが、今日のは普通のような普通でないような、そんなトレドです。
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 天冠のペリカンが彫りになっている、少し古い目のトレドです。現行M400中古よりも安い価格でオークションに出ているのを発見、とりあえずその時点の価格で入札しておいたところ、そのまま終わってしまった・・・という、またも出品者泣かせのラッキーゲット品です。

 しかし、そうそう良いことばかり無いというのが世の習い。手元に来てまだ日も浅い内に、ペン先がポロリと取れてしまったのです。このあたりの顛末は、昨年11月17日の記事に書いたとおりです。おぉ、そのころはまだ、「ちち(仮名)」さん、小さくて可愛かったのですねぇ。

 結局Pelikan_1931師匠のお手を煩わせることになりましたので、OBBという使いそうもないペン先でもあるし、生け贄志願をいたしました。万年筆評価の部屋、昨年12月20日付の記事で取り上げていただいているペンがこれなのです。
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 当初は彫り天冠を持つキャップを別のトレドにつけて・・・と、部品取りされた挙げ句にお嫁に出される運命だったのですが、師匠のところから帰ってきたこのペンを握って考えが変わりました。太字、ぬらぬら、そういったものは楽しいけれど実用的でない、ということで避けてきましたが、こいつはすばらしい。実用に使える太字で、ぬらぬらではあるけれどストップも効くので、ある程度は字の形をしたものが書けるのです。

 OBBで、目で見てもペン先が斜めに切られているのがわかりますが、書いてみるとまっすぐに持っても問題ありません。OBBであることをそのままに、まっすぐに握って書ける、そういう調整をしていただいてあるのです。師匠の高度な技によるものですが、この「変な」ところがまたいいではありませんか。世の中みんながひとつの方向を向いているのはとっても気持ち悪いことなので、私は変なものの方を向いていたいと思います。とはいえ、それほど根性があるわけではないので、皆さんと同じ方を向いているふりをしながらちらちら変な方を見ている、っていう程度ですが・・・。
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